NO.1の実力を誇る『オイルダンパー』
制震装置の種類は、オイル・ゴム・摩擦・バネ・テープなど多種多様です。しかし、日本の象徴的な建造物である『東京駅』・『東京スカイツリー』・『あべのハルカス』に採用されているのは『オイルダンパー』なのです。つまり、トキワシステムのαダンパーExⅡは、地震の多い日本で最も信頼性の高い高品質ダンパーです。
1.超精密計測装置メーカー開発の制震装置のパイオニア
トキワシステムは、自動車トランスミッションの計測器の設計開発解析・測定に携わるパイオニア集団として、長い間、自動車業界に従事してきました。
国立大学からの要請で、世界初の木造住宅耐震性能試験装置の開発に携わり、1999年には、『安心して暮らせる住宅』をテーマに制震装置『αダンパーExⅡ』を開発し、現在の実績と信頼に至ります。
2.メンテナンスフリー性能
高品質だからこそ実現するメンテナンスフリー性能で、長い間みなさまの大切な建物を地震の揺れから守ります。
- 制震装置「αダンパーExⅡ」は、壁内設置対応のためメンテナンス不要設計です。
- 出荷時に15項目の厳しい性能検査を100%実施し、全てのダンパーをシリアルナンバーにて管理しています。
- 耐久性を有する合成オイルで、-20℃~80℃の温度範囲での顕著な作動油性状の劣化は認められていません。
- 特殊なシールパッキンによりオイル漏れを防ぎ、ゴールドメッキなどの特殊技術加工を施した120年以上の耐久性を誇ります。
- 第三者性能試験場にて定期性能試験を行い、120年の製品保証を提供しています。
3.製品の仕様
■本体 | 冷間圧延鋼板(SPCC) 合成オイル |
■シャフトカバー | ニトリルゴム |
■本体メッキ | ニッケル、銅、金メッキ |
■シャフトメッキ | 硬質クロームメッキ |
■専用ビス | ステンレス(SUS410) |
■引き抜きに強いビス
ダンパーが緊結している柱や梁などの構造体から離れないように、長さ90mmの専用ビスを使っています。高いねじ山と低いねじ山からなる二重のらせんネジで、先端は、木割れを防止するカット加工を施しています。
4.小さな揺れからも効く
岐阜県立森林文化アカデミー(建築学科・小原勝彦博士)にて『制振材料付き耐力壁試験』(動的加力試験)を行いました。
■ 実験内容
- フレーム+合板(P1-F)・フレーム +合板(P2-F)
- フレーム+合板+ダンパー2本(PD-2-F)
- フレーム+合板+ダンパー4本(PD-4-F)
構造用面材真壁仕様の在来工法軸組試験体に『αダンパーExⅡ』を設置した場合と設置しない場合とで、動的加力時の効果を比較。
■ 実験結果
構造用合板のみより、ダンパー設置がある方が、エネルギー吸収量が2本設置で約30%、4本設置で約60%向上しました。この結果は、小さな揺れ始めからの効果発揮が認められました。