地震発生は確率ごとにランク分けされていることについて解説
日本全国で見ると、大小の規模は違いますがどこかで地震は発生しています。
地震発生は、どこの地域でも起こる可能性があり、いつ起こるか分からない部分が地震の脅威を高めています。
日本の地震に対する対策の中で、地震の発生確率を調べているものもあります。
どの地域に注意が必要か。
この地域では、こんな地震が起こりやすいなど、住宅の地震対策を検討する上で必要な情報もあるのです。
今回が地震対策を考える上で、「地震発生確率」にクローズアップしてみましょう。
目次
地震発生確率とは
台風や大雨などの災害の場合、天気予報など情報を活用することである程度予想することも可能です。
しかし地震の場合、いつ起こるか分からない。
そしてどこに発生してもおかしくないなど、不安を高めてしまう要素が多いのが現状です。
誰にも分からないからこそ、いろいろな情報を集め、数値として公表しているのが「発生確率」や「危険度」になります。
地震発生確率とは、「地震そのものが発生する確率」を表しており、地震調査研究推進本部により評価されています(長期評価)。
また活断層による地震の長期的な発生予測(長期評価)など、地域ごとの危険度をあわらしているデータも公表されています。
こういったデータを活用することで、地震対策をどう行っていったら良いのかなどの方向性も見えていきます。
万が一の場合の備え、地震を正しく恐れることが重要なのです。
「地震発生の危険度」のランク分け状況は?
地震大国である日本では、過去にも大きな地震をいくつも体験してきています。
過去に繰り返し地震を起こし、将来にも影響をあたえている要素のひとつが「活断層」です。
日本の周辺には観測されている数でも約2,000もの活断層があり、まだ見つかっていないものもたくさんあると言われています。
活断層が要因とされる過去の地震では、
- 平成7年(1995年)阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)
- 平成16年(2004年)新潟県中越地震
- 平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震
- 平成28年(2016年)熊本地震
など、まだ記憶にも新しい災害も含まれています。
地震調査研究推進本部(地震本部)では、どの断層に危険度が高いのかをまとめた「活断層による地震の長期的な発生予測(長期評価)」を公表しています。
出典:活断層による地震の長期的な発生予測(長期評価)|地震調査研究推進本部(地震本部)
こうして活断層を中心に日本地図を見てみると、列島を横断するように「活断層」が配置されていることが分かります。
危険度のランクは全部で4つに分けられています。
- Sランク( 高い ):30年以内の地震発生確率が3%以上
- Aランク( やや高い ):30年以内の地震発生確率が0.1~3%
- Zランク:30年以内の地震発生確率が0.1%未満
- Xランク:地震発生確率が不明(過去の地震のデータが少ないため、確率の評価が困難)
しかし確率が低いからと言って、危険度がない訳ではありません。
地震の怖さは規模によっては、「広範囲に被害が広がる」ことです。
出典:活断層の地震に備える|気象庁
同じ活断層で発生する地震でも、さまざまな揺れの広がりが予想されます。
例えば震源が異なることにより、上図で示した震度よりも大きくなる場合もあります。
J-SHIS(独立行政法人防災科学技術研究所)では、自分の住む地域の活断層で地震が発生した場合に予想される揺れを調べることができます。>> 地震ハザードステーション
地震に対する警戒は、保ち続けていきましょう。
住まい の「地震発生確率」を調べておこう
地震調査研究推進本部(地震本部)から公表されている「地震動予測地図」は、国内各所を襲う地震動の強さや危険性を「今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」といった形で確率を色別に示しているものです。
先ほどの活断層の影響やプレート境界の海溝型など、個々の地震想定を基に作成されています。
2005年に初回を公表し、定期的に改定し最新の情報を提供しています。
色別に危険度を表している
地震動予測地図では、
- 今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率が高い場所ほど「濃い赤色」
- 相対的に低い場所を「黄色」
で示しています。
巨大地震が想定されている「千島海溝」や「南海トラフ」沿いの太平洋側、首都直下地震が想定されている関東などで確率が高くなっています。
出典: 地震調査研究推進本部(地震本部)
特に南海トラフ地震発生に対する警戒も、年々高まってきています。
ぜひ我が家の地震対策に活かしてみてください。
確率が低くても、どこで起こるかは分からない
今回は様々なデータから地震発生の確率について、解説してきました。
地震の発生確率は、一定の目安に過ぎません。
地震発生が高いとされている地域では、26%以上の確率に該当している地域も少なくありません。
出典:防災情報のページ|内閣府
上の図は、様々な災害リスクと比較している表になります。
1番発生確率が高い地域を26%と仮定しても、いろいろな災害がある中、地震被害に合う確率はとても高いことが分かります。
確率が高いから不安、確率が低いから大丈夫ではなく、備えを始める原動力としていきたいものです。
対策方法のひとつが「制震ダンパー」
地震に強いいづくりをするためには、いくつもの方法があります。
そのひとつがトキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」です。
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制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、新築住宅はもちろん、既存の住宅にも設置できる地震対策です。
これから家づくりを考えている方も、家づくりをアドバイスしている工務店の方も、ぜひ一度制震ダンパーを検討してみませんか。
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
地震大国と呼ばれる日本では、
繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。
制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。
「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。
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