オール電化住宅の地震対策について解説【注意が必要】
地震の多い日本ですが、2月の福島沖での地震など、様々な地域で地震が発生しています。
福島沖だけでも、震度6強が1回。
その後の余震も含めると、2月だけで99回の地震が発生しています。
また3月18日現在では、発生回数も15回と落ち着いてきたかと感じてきた今日。
3月20日18時09分頃、少し北上した位置の宮城県沖にて震度5強、マグニチュード6.9の大きな地震も発生しています。
私たちの住む日本という環境は、地震とは切っても切れない関係なのです。
今回は地震対策の目線から、今は住宅仕様でも多くなった「オール電化」にクローズアップしてみましょう。
便利な機能の備わった住宅だからこそ、気をつけておきたいポイントもあるのです。
あなたの地震対策に役立つ情報を集めました。
地震などの自然災害は、いつ発生するか分からないからこそ、日頃の備えが必要となります。
これから家づくりを考えている人にはもちろん、家づくりをアドバイスする方であれば「お客様の目線に立ったアドバイス」をするために知っておきたい情報です。
地震に対する情報を知ることは、地震対策にもつながっているのです。
目次
地震の時に起こる状況とは
実際に地震が起こった場合、大きな揺れによる被害や火災の発生。
津波の到来など、様々なことが発生します。
実際に地震の揺れを感じることにより、過去に体験した恐怖を思い出すことも少なくありません。。
では実際に地震が起こった時、どんな状況に陥るのかを考えてみましょう。
シミュレーションを行うことで、地震対策としてやっておきたいことも見えてくるのです。
家の中ではこんなことが起こる
住宅の中でも、地震発生の場合は様々なことが起こります。
特に大きな揺れでは家具や家電など、ぶつかったらケガをしてしまうものが「倒れる」「落ちてくる」ことも考えられます。
<家庭内の地震対策>
- 倒れやすそうなものには、転倒防止グッズでしっかりと固定する。
- 窓ガラスが割れることも少ないですので、事前に飛散防止フィルムなどを貼っておく。
- 余震など地震の兆候が多い時は、靴などを寝ている所に準備する。
など、ずっと用意し続けるものと、状況によって変化させるものを区別しておくことも必要です。
※ 大きな地震が発生した時、現在は廊下が1番安全だと今は言われています。
揺れが収まった後、避難がしやすい。
家具が倒れる、頭上からものが落ちてくる危険性が低いことなどがあげられます。
生活に必要なライフラインが停止する
大きな揺れが発生する地震の場合、電気・ガス・水道などのライフランの停止が考えられます。
昨今はいろいろな設備も豊富になり、便利な世の中になりましたが、その分ライフラインの停止によって様々な影響が考えられます。
<ライフラインのための地震対策>
水や非常食、カセットコンロなど、ライフラインが数日停止しても生活できる用意をしておきましょう。
最低3日分くらいの用意はしておきたいものです。
地震発生時に大切なことは、まずは自分の身を、命を守ることです。
日頃から出来る備えは何か。
できることはあるのか、考えておくことで、万が一の時の対策につながります。
ライフラインの普及にかかる時間はどのくらい必要?
過去の地震を振り返ると、「○○世帯に停電が発生しています」「○○地区で断水が起きています」など、経験された方も多いのではないでしょうか。
日常生活に欠かすことの出来ないライフライン。
「電気」「ガス」「水道」などは、の生命・生活を維持していくために必要不可欠なものです。
そしてライフラインの復旧状況は、家庭だけにとどまらず、周辺企業の事業再開などにも、大きな影響をあたえます。
地震の規模によっては、復旧までに多くの時間を要することも珍しくないのです。
ここでは過去の地震では、ライフラインの復旧にどのくらいの時間がかかったのか、解説します。
阪神淡路大震災では
- 電気:復旧まで 約6日
- ガス:復旧まで 約84日
- 水道:復旧まで 約90日
- 上下水道:復旧まで 約93日
もの時間が必要となりました。
電気は電線から普及されているものも多いため、故障箇所が発見しやすい部分が早期復旧につながっているのではないでしょうか。
新潟中越地震では
- 電気:復旧まで 1~2週間程度
- LPガス:復旧まで 2~3週間程度
- 都市ガス・上水道:復旧まで 数ヶ月
と長い期間が必要だったものもあります。
上下水道が地中配管であることや、特に都市ガスでは供給しているすべての住居等への枝管をも点検する必要があったことなど、被害が発生した場所の地域性も復旧には大きく影響をあたえるようです。
東日本大震災では
- 電気:復旧まで 約3ヶ月
- 都市ガス:復旧まで 約2ヶ月
- LPガス:復旧まで 約1ヶ月
もの時間が必要となりました。
特に水道の普及には時間がかかり、被害の大きかった地域では翌年の2012年5月現在でも断水の世帯もありました。
熊本地震では
- 電気:復旧まで 約1週間
- ガス:復旧まで 約2週間
- 水道:復旧まで 約3ヶ月半
もの時間が必要となりました。
熊本地震では震度7という大きな地震が立て続けに発生したものの、建物被害についても約4万棟と少なくすんでいます。
そういった背景も、ライフラインの復旧には役立っているのかも知れません。
もし東京でライフラインが停止したら
もし東京でライフランの機能が停止した場合の普及の目安(東京都地域防災計画より)としては、
- 電気:復旧まで 約7日
- 上下水道:復旧まで 約30日
- ガス:復旧まで 約60日
- 通信:復旧まで 約14日
という試算が発表されています。
オール電化には注意が必要
過去の地震の普及日数、東京での復旧データを見ても、電気の復旧は他のものより早く感じます。
昨今ではオール電化のご家庭も増えています。
オール電化の住宅は確かに便利かも知れませんが、ひとつの要素に頼っているため「もし電気が使えなくなってしまったら」普通の住宅より影響が大きいと思われるのは当然です。
また現在はエアコンなど、「電気での冷暖房のみ」というご家庭もあるでしょう。
電気以外の準備も、用意しておくことも検討しましょう。
自宅に用意しておきたい対策は?
今はいろいろな設備もあり、地震などの災害時でも活用できるものもたくさんあります。
例えば電気蓄熱式床暖房機やエコキュートの場合、前もって夜のうちにお湯や熱を貯めておくため、停電したからといってすぐに使えなくなることはありません。
温水器の場合は、直接タンクからお湯(水)を取り出すことも可能です。
飲料水としては使用できませんが非常用水として、370リットルの貯湯タンクであれば家族4人で3日分の生活用水をまかなえると言われています。
また太陽光発電を取り入れている場合、自家発電できる昼間には停電時でも電気が利用できます。
将来的には、「省エネ住宅」や「ZEH」などこれからのスタンダード住宅となります。
特化した設備を活かせる住宅づくりをすることで、オール電化住宅は「いざという時に強い住宅」に生まれ変わります。
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