首都直下地震が直撃、その時起きる事とは?できる対策は?

首都直下地震

世界の中でも地震の多い国、日本。

日本のどの地域に暮らしていても、地震の発生しない場所はないと言っても過言ではないでしょう。

同じ地震であっても、発生する場所、揺れの伝わる地域により、被害も大きく変化します。

今回は首都圏に揺れが来るからこそ怖い「首都直下地震」にクローズアップしてみましょう。

この記事を読んだらわかること

 
・今までにどんな首都直下地震が発生したのか。そしてどんな被害があったのかが分かります。
・人の多い首都圏だからこそ、気をつけたいポイントが他の地域と違いがあります。万が一に備え、事前に情報を集めることができます。

首都直下地震の怖さ~関東大震災から学ぶ~

首都直下地震と呼ばれていることで、「東京が震源地」と思う方も多いですが決してそうではありません。

首都直下地震とは、「南関東(神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、茨城県)で歴史的に繰り返し周期で起きている、マグニチュード7クラスの巨大地震」のことです。

1番最近の記録では、1923年大正関東地震(関東大震災)になります。

過去の首都直下地震
出典:広報ぼうさい内閣府「防災情報のページより

上の画像でも分かるように、神奈川・東京・千葉などの広範囲であることが分かります。

関東地方一帯は突如として大地震に見舞われ、マグニチュード7.9というかつてない大きな揺れを感じました。

また発生した時間帯が昼食時であったこと。

そして住宅が木造の上、今のように地震対策がない背景だったことなどが重なり、大きな揺れとともに多くの火災が起こり被害が拡大しました。

関東大震災の際には、東京で3度の大きな揺れがあったという証言があります。

この大正関東地震などのM8クラスの地震の間に、M7クラスの地震が数回発生しており、元禄関東地震から大正関東地震の間には、嘉永小田原地震(1853年)、安政江戸地震(1855年)、明治東京地震(1894年)等が発生しています。 引用:気象庁 地震について

今は過去の地震の経験や調査などから、大きな揺れも複数起こる可能性があることも分かってきています。

自分の命、家族の命。そして住宅を守るためには、何度も起きることを想定しておくことが重要です。

参考コラム>>繰り返し地震から家を守る!本震と繰り返される余震に備える方法

もし首都直下地震が起こったら・・・どのくらいの被害想定になるの?

関東大震災は、 近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震となります。

南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害および、死者105,385名、全潰全焼流出家屋293,387棟にも上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害が発生しました。

では今の東京を含め首都圏で大地震が発生した場合、このくらいの規模になるであろうと国より情報が公開されています。

首都直下地震の被害想定

首都直下地震震度分布図 
出典:特集 首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)内閣府 防災情報のページ
  • 建物被害想定 揺れによる全壊(冬、深夜):約175,000棟
  • 人的被害想定 建物倒壊等による死者(冬、深夜):約11,000人
  • 揺れによる建物被害に伴う要救助者最大 約72000人

また地震の被害は、大きな揺ればかりではありません。

特に気をつけたいのが、建物による火災などの二次被害です。

首都直下地震全壊焼失想定図 
出典:特集 首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)内閣府 防災情報のページ

こちらは首都直下地震が発生した場合の建物被害の想定図です。

大地震における被害の大きさは発生の季節や時刻によって異なりますが、中でも、冬、なおかつ深夜がもっとも深刻な被害になります。

上記の数字は、首都直下地震における建物と人的被害の想定でしたが、これだけでは当然終わらないでしょう。

首都圏と言えば日本の政治、経済の中心、その首都圏をマグニチュード7クラスの地震が直撃する。

影響は計り知れないと容易に予想がつきます。

参考コラム>>東京で地震が起こったら どのくらいの津波が来るのだろうか

混乱が命取り……まずは冷静な行動を!

いざ地震などの災害が発生した時、命を守る冷静な行動を!と言われています。

そのためにはどんな被害が考えられるのかを想定し、シミュレーションすることも方法のひとつです。

では身近な生活の中でどのような被害が考えれるのかを解説していきましょう。

生活の基盤となる「ライフラインは壊滅」

倒壊したブロック塀 
参考出典:一般社団法人 全国建築コンクリートブロック工業会

大地震が起きると、思い浮かぶ最大の障害はライフラインの停止でしょう。

  • 電話やインターネットなどの通信網の停止
  • 電気や水などのライフラインの寸断
  • 電車やバスなどの、公共交通機関の停止
  • 道路などの損壊やひび割れなどにより、交通網の停止

など、私たちの生活にある当たり前のものがすべてストップしてしまう可能性があります。

また被災する場所や時間帯によっては、「家族バラバラに被災してしまう」ことも考えられます。

その時のためにも、万一の時の行動、集合場所を決めておくのがベストです。

携帯の災害用伝言版も普及しているため、こちらもあらかじめ使い方を家族で確認しておきましょう。

交通網に関しても、混乱が落ち着いても復興するのは相当な時間を要することが考えられます。

帰宅困難になる可能性も十分にあるので、あらかじめ自宅までの徒歩ルートを確認しておくのが安心です。

参考コラム>>災害から身を守る!地震ハザードマップの使い方

「落ち着く」「とどまる」がカギ

日本の中心でひとたび大地震が起きたら……間違いなく大混乱は免れません。

揺れが来たらまずどうするべきでしょうか。

家で一人、仕事中、帰宅中、街中…色々なシチュエーションが考えられますが、まずは落ち着いて命を守ることが最優先です。

混乱して取り乱してしまえば、周囲にも混乱が伝わり大変危険です。

揺れが収まってからは、自宅にいる場合は可能な限り火の始末をして、出入り口を確保します。

過信は禁物ですが、最近のガスメーターは震度5以上の揺れを感知すると、自動でガスの供給が止まるものも増えています。

自宅以外にいる場合、仕事中に被災する可能性も高いかと思います。

職場の方が立地的にも、耐震的にも安全、ということがあるでしょう。無理に帰宅しようとすると混乱に巻き込まれたり、落下物でけがをしたりする可能性もおおいにあります。

その時は、職場にとどまる決断をすることも必要です。

いざという時のために「帰宅困難者」対策を知っておこう

各自治体では自宅に帰れなくなってしまった方を支援する対策にも力を入れています。

東京都では帰宅できなくなってしまった方のための「ハンドブック」が公開されています。

 
出典: 帰宅困難者対策ハンドブック 東京都防災ホームページ

このハンドブックでは、なぜ慌てて帰宅をすると危険なのかなど知っておきたい知識を知ることができます。

自分の勤務先やお子様の学校の近くの防災情報を、常時の時に確保しておくことはとても大切なのです。

今後の首都直下地震の可能性は?

政府は、「首都直下地震が30年以内に起こる確率が70%」との数字を発表しました。

関東大震災にまつわる記録は少なく、この30年以内に70%という数字は数少ないデータから導き出されています。

明日起こるかもしれないし、今この瞬間起こるかもしれない、30年後に起きるかもしれない。

東日本大震災からもう10年が経過しました。

気をつけていたいと思っていても、防災への意識が薄れてしまっている方も多いと思います。

今一度、地震について考えてみませんか?

参考コラム>>日本で地震の多い場所はどこだろう

対策には耐震+制震が必要です

上記で述べた通り、被害の原因となるのはやはり建物倒壊にあります。

建物の地震対策を施すほど、被害を小さくすることにつながります。

東京都内だけでも、小さなものを合わせると年間およそ100回の地震が観測されています。

都内含めた関東の地域は、まだまだ旧耐震基準で建てられている木造住宅が密集している地域も多いです。

そのため、細かい揺れも合わせて何度も耐えてきた家屋は首都直下地震が襲うと家屋の倒壊が発生する可能性が高いでしょう。

運よく倒壊は免れても、家の中は家具やガラスが散乱、天井・柱が崩れ、人が住める状態ではなくなり、避難所生活を余儀なくされる。

大地震が起きた後のニュースで、誰でも一度は目にしたことがある光景でしょう。

こんなときだからこそ、1番安らぐ家で過ごしたいですよね。 そこで私たちトキワシステムがご提案しているのが、制震装置「αダンパーExⅡ」です。

地震対策には「αダンパーExⅡ」

グッドデザイン

大地震が来ても我が家にそのまま住み続けたい。

そのためには、家の基礎から、しっかりと補強しておくことです。

耐震工法の基本は、「揺れに耐える」ということ。耐えるのには限界があります。

大地震だけではなく、風や工事など小さな揺れでも、家には着実にダメージが積み重なっていくのです。

そんな時に最大震度7想定の首都直下地震が襲ってきては……想像するだけで恐ろしいです。

トキワシステムの「αダンパーExⅡ」は、風や工事などの小さな揺れから大地震まで効率よく揺れを吸収し、建物へ入るダメージを抑える制震装置です。

地震対策への基本となる「耐震」に制震ダンパーを組み合わせることで、より建物への被害を削減することが可能です。 損害額

設置したお客様からも、「設置した後、大きな地震が発生しましたが、外壁の塗り壁にもヒビもなく、性能面でも信頼度が高まりました。」など「ダンパーを入れているから大丈夫」という安心感が心強いという感想をいただいております。

制震ダンパー,αダンパーExⅡ,住宅地震対策

これから家づくりを考えている方も、家づくりをアドバイスしている工務店の方も、ぜひ一度制震ダンパーを検討してみませんか。

参考コラム>>制震ダンパーが選ばれる理由|αダンパーEXⅡとは

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

地震大国と呼ばれる日本では、

繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。

制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。

「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。

繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。

18,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。

家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。

耐震住宅に制震装置をプラスしてみませんか。

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021