地震で発生する災害、津波とは
日本は、世界でも有数の自然災害多発国とされています。
そのため長い期間をかけて、自然災害から家族を守るために必要な技術の開発しています。
その技術を家づくりに組み込み、安心・安全な住宅づくりなど、様々な工夫を行ってきています。
しかしそういった安心・安全のための工夫に、終わりはないのです。
家族の命、大切な財産を守るためには、地震で家が倒壊しないことはもちろん、住宅の損傷や地震が起きた後の生活など、幅広い視野での対策が必要です。
今回は地震から家族の命や財産を守り、安心・安全な家づくりをするために、「地震で発生する津波」から、地震について考えてみましょう。
地震に強い家づくりをするためには、住宅をトータルで高めていく必要性があります。
これから家づくりをと検討している方や、家づくりをアドバイスする施工会社の方にも、知っておきたい情報を集めました。
様々な情報から災害に強い家づくりを目指しましょう。
目次
なぜ津波は発生するのか
地震が発生した場合、大きな揺れによる振動による建物の損傷や倒壊に他にも、様々な被害が想定されます。
そのひとつが「津波の発生」です。
まだ私たちの記憶にも新しい、東日本大震災。
2011年3月11日午後2時46分に、三陸沖を震源とした巨大地震が発生しました。
マグニチュード9.0という大きな規模の地震により、多大な被害が発生し、多くの人の命が奪われてしまいました。
東日本大震災の特徴としてあげられるのは、津波です。
地震に伴って発生した大津波は、北海道から関東の太平洋沿岸へ押し寄せました。
そのため漁船や港湾施設、さらに住宅地や農地を呑み込み大きな被害へと拡大していきました。
出典:東日本大震災と警察|警察庁
津波により冠水した面積は宮城県、福島県など6県で561km2(山手線の内側面積の約9倍)におよぶとみられています。
津波はどのように発生するのか
地震によって大きな揺れがおき、その影響として津波が発生します。
海底下で大きな地震が発生すると、断層運動により海底が隆起もしくは沈降します。
これに伴って海面が変動し、大きな波となって四方八方に伝播するものが津波です。
出典:津波発生と伝播のしくみ|気象庁
津波は海からの距離だけではなく、住宅の建てられている地形によっても、被害の発生する可能性は変化します。
自然の力を侮っては、家族の命や財産は守り切れないのです。
津波の押し寄せるスピードは
津波や洪水などの画像でもわかるように、押し寄せてくる水の勢いはとてもすごい威力を持っています。
その威力を拡大させる要因のひとつが、津波の伝わる速さと高さです。
津波は性質上、海が深いほど速く伝わります。
そのスピードは、沖合いではジェット機に匹敵する速さで伝わると言われています。
私たちが生活している陸地では、沖合ほどのスピードはありませんが、その代わり減速した波の前方部に後方部が追いつくことで、波高が高くなる傾向があります。
しかし遅くなるとは言っても、人が走って逃げ切れるスピードではなく、自ら命を守る行動が重要となります。
津波ひとつを取っても、発生する前にどのように行動を起こすのか。
どう対策を施していくのかなど、住宅に対する地震対策と同様、事前の準備が必要不可欠なのです。
建てる場所で住宅を守る
津波などを含む地震対策を考えた場合、どこまで施したとしても「絶対に守り切れる」とは言えません。
大自然の力に比べれば、私たちの力はちっぽけなものです。
いくら対策の施された住宅であっても、自然のパワーから見たら非常にか弱い存在に過ぎません。
ただ何も対策を施さなかった場合、簡単に家族の命も財産も奪われてしまいます。
そんなことにならないために、家づくりからできることを考えてみましょう。
災害にあいにくい土地を選ぶ
住宅を建てる場合、家の構造などによっても大きく変化します。
しかしその前に重要になるのは、「災害にあいにくい土地を選ぶこと」です。
同じように見える土地でも、その地形や風土などによっても、大きく違いが表れます。
被害にあいにくい土地を選ぶ方法とは
災害に強い家を検討する場合、まず始めは「災害にあいにくい土地選び」が計画する上で重要になります。
調べ方にはいろいろな方法がありますが、日頃から災害に対する情報を収集することや災害に対するハザードマップを活用することなどが大切です。
ハザードマップでは、危険な個所や避難場所など、その地域に合った情報を入手することが可能です。
お住まいの自治体からでも検索はできますが、国土交通省からも下のようなポータルサイトが公開されています。
住宅の建築の際だけではなく、日頃から防災意識を高めることは「地震対策」にも大きな力を発揮します。
地震に強い地層を選ぶことも重要
前回のコラム「地震対策と地層について 地震に強い家づくりをするためには」でもご紹介しましたが、地震に強い家づくりのためには地盤も大きな影響をあたえます。
建物の下にある地層は、地域や風土などによっても異なる傾向があり、それに対してメリットやデメリットも大きく変わります。
強い地盤なのかを調べる方法としては「地盤調査」が法律で義務付けられています。
例えば「標準貫入試験」などで分かる打撃回数=N値は地盤の強さを判定する上で、大きな影響をあたえます。
標準貫入試験でN値が50に達した深さが安定した地盤と考えることができるのです。
住宅の基礎の違いから守る
災害にあいにくい土地選び+しっかりとした地盤だけでは、地震に強い家とは言えません。
次に重要となってくるのは、家の基盤となる「基礎工事」です。
基礎工事とは、地面と建物のつなぎ部分にあたる基礎を造るための工事です。
基礎工事は住宅の構造を支える土台となり、その土台がしっかりと支えてくれることで「制震ダンパー」などの地震から住宅を守る工夫が生きてくるのです。
住宅は様々な構造で建築されますが、私たちが考えるよりもかなりの重量がかかっています。
しっかりとした基礎工事がすべての重量を支え、しっかりしてこそ丈夫で長持ちする家づくりを可能としています。
住宅の基礎も改良され続けています
住宅を支える基礎工事では、主にふたつの方法が用いられます。
それは「ベタ基礎」と「布基礎」です。
- ベタ基礎(防湿基礎)
ベタ基礎(防湿基礎)とは、安定性が高く、地震の揺れや不同沈下にも強い特徴を持ち、現在多くの住宅で取り入られている方法です。建物の底一面を鉄筋コンクリートの基礎で支え、住宅を支えています。
- 布基礎
布基礎は、壁面に沿って線で支える考え方の基礎構造です。
建物の柱や壁の部分にコンクリートを打設して基礎を作っていく方法です。
- 新たな基礎構造 SRC基礎
基礎工事も日々改良が加えられていますが、近年新たな技術として注目を集めつつあるのが「SRC基礎」です。
床下に蓄熱体を設けた「完全密閉構造」の基礎となります。
強度や精度に優れ、床下構造が振動を吸収分散することで揺れを抑える効果もあることから、高い耐震性も期待ができます。
繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮する「αダンパーExⅡ」を最大限活かすためには、住宅のトータルの性能を高めていくことも大切なのです。
私たちトキワシステムの地震に対する改良も、終わりはありません。
家族の命を守る、そして財産を守る家づくりを、一緒に目指してみませんか。
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
地震大国と呼ばれる日本では、
繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。
制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。
「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。
繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。
13,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。
家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。
耐震住宅に制震装置をプラスしてみませんか。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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長く暮らす住宅だからこそ、安心性を第一に!建物の強さをアップ!
大切な財産と家族の命をお守りします。
株式会社トキワシステム
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