地震に強い家には地震保険は必要なのか?|制震ダンパーで建物倒壊を防ぐ
世界の中でも地震の発生回数の多い日本では、災害に対する備えは必須です。
地震に負けない強い家にするためには、未然に災害に備えること。
そしていざ災害にあった時、被害を減少させ、短期間のうちに今の生活に戻る力をつけておくことが大切です。
今回は「地震に強い家づくり」の中から、「建物を倒壊・損壊させない方法」と「地震保険の必要性」についてクローズアップしてみましょう。
地震に強い負けない家づくりの情報を集めました。
ぜひこれからの地震対策にお役立てください。
・地震に対する被害をより少なくするためのポイントを知ることができます。そのポイントを今後の地震対策に活かしていきましょう。 ・万が一の地震災害に備えるためには、ハード面とソフト面を高めることが大切です。その方法を知ることができます。
目次
地震の倒壊や損壊に備える方法とは?
自然豊かな日本では、さまざまな自然災害が発生しています。
その中でも地震は、予期することができず いつ、どの地域に発生しても不思議ではありません。
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災では、最大震度7(マグニチュード 7.3)の揺れが発生し、二次災害を含め建物損壊が約63万棟。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、最大震度 7(マグニチュード 9.0)の揺れから想定外の津波が到来し、被害を拡大させました。
また 2016年4月14日 に発生した熊本地震では、気象庁震度階級では最も大きい震度7を観測する地震が2度も発生し、倒壊はしないとされる建物に多く損害が出ました。
その部分をふまえ私たちができることと言えば、「被害を最小限に抑える」「被害が出ても早く復旧できる」対策を施すことが重要です。
そのためには建物に対する損害を最小限に抑えるハード面での柱と、 被害が起きても安心できるソフト面での柱の両面を備えていきましょう。
「被害を最小限に抑える」地震に強い家にする
現在は建物のデザイン性も高く、さまざまな構造や形の建物が建っています。
災害面に対しての対策は必要と分かっていても、おしゃれなデザインや快適な間取りなど目につきやすい機能面に対して意識が向かいがちです。
地震に強い家にするための、3つのポイントをおさえておきましょう。
ポイント1:建物の形をシンプルにする
同じように見える建物でも、家の形状や間取りなど、ひとつひとつ違いがあります。
実は建物の形状によっても、地震に対する揺れの伝わり方が変化します。
一般的に揺れに強い建物とは、作りや間取りがシンプルで、正方形や長方形など「四角に近い形状」とされています。
地震で発生する大きな力は住宅へのしかかりますが、建物の形状がシンプルな場合、縦横上下の6つの面が一体となって支え合ってくれるためエネルギーが伝わりやすくなります。
これから建築を考えている方は、デザイン面も視野に入れたシンプルな建物がおすすめです。
「シンプルだと何だかつまらない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
例えば上の建物のように「片流れ屋根」などを採用することで、上の空間も活用できる幅も広がります。
地震に対する強さを求め、デザイン性の高い住まいにすることはアイデア次第で可能になります。
ポイント2:建物の現状をしっかりと把握する
地震対策の第一歩は、住んでいる住宅の今を知ることから始まります。
○ 住宅の老朽化が気になり始めたとき
○ 大型リフォームや増改築を検討しているとき
○ 大地震の後、住宅へのダメージが気になったとき
などの場合、住まいの現在を知る方法として有効的なのが「耐震診断」です
耐震診断とは、建物の強度を調査して「地震に対する安全性や倒壊・崩壊のリスクを確認」することのできる調査のことです。
建物の現状をしっかりと把握し、足りない部分に対策を施すことがとても大切です。
ポイント3:建物に合わせ、地震対策を検討する
地震の揺れにはいろいろな種類がありますが、一般的には地震が発生するとまず下から突き上げるような衝撃(P波)が訪れます。
その後横揺れを促す表面波が起こり、建物は長く大きく横揺れを起こします。
大きな揺れにより建物に多大なるダメージをあたえますが、1番は横揺れが建物の被害を大きくしていると言われています。
横揺れに強いおすすめの地震対策「制震ダンパーの設置」
耐震、免震などさまざまな地震対策がありますが、横揺れに強い地震対策として「制震ダンパーの設置」がおすすめです。
現在は、建築基準法などにより「 中規模地震に対して損傷せず、大規模地震に対して倒壊・崩壊しない 」建物が建てられています。
しかし繰り返し起こる地震や建物の経年劣化などにより、新築時と同様の強さを保持することは不可能です。
制震ダンパー「αダンパーExⅡ」を住宅に設置することにより、耐震工法では「約3㎝」起こる建物の変位が「約1.5㎝」と約半分に抑えることができます。
また制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は小さなボディにもかかわらず、小さな揺れから大きな揺れまで「あらゆる揺れに効果を発揮できる」ことが最大のメリットです。
また耐震性を高めるために施されている筋交いなどに、影響をあたえづらいことも魅力のひとつです。
今ある建物にしなやかさを持ち合わせた地震対策を施すことで、被害を最小限に食い止めることができます。
必要に合わせて検討し、備える「地震保険」
いくら地震に強い家づくりを行っていても、全ての被害から守りきることは困難でしょう。
地震による被害では建物の倒壊ばかりに注意がいきがちですが、被災後の生活をいかに早く元通りに戻せるのかはとても重要です。
家族の命を守ってくれる強さを持つ住宅を建てることはもちろん大切ですが、万が一に備え準備をしておくことは必須項目となっています。
火災保険とセットの地震保険
損害保険の代表格である「火災保険」と「地震保険」ですが、このふたつには大きな違いがあります。
火災保険というネーミング上、火事に対する保険と思われがちですがそれは違います。 住宅火災のみならず、洪水や落雷による損害、近年被害件数も多い台風による風災など、幅広くカバーし補償してる損害保険のひとつです。
火災保険では加入する商品の種類やバリエーションも多く、補償額や補償範囲を自分たちに合わせて設定することもできます。
住んでいる地域の風土や環境などをしっかりと考慮し 、自分たちに合う補償を選びましょう。
地震保険は、地震・噴火やこれらによる津波が原因の火災・損壊・埋没・流失による損害を補償してくれます。
火災保険と同じように補償をしてくれる損害保険のひとつですが、そこには大きな違いがあり「地震保険の場合、単独での加入はできない」損害保険となります。 一般的には火災保険に付帯され、一緒に加入するスタイルになります。
損害保険料率算出機構統計集2020年度版によると、2020年における地震保険の世帯加入率は33.9%と決して高いとは言えない水準なのが実情です。
損害保険の重要性は、家という生活の基礎が奪われた後に今までの生活を取り戻す手助けとなってくれる部分です。
万が一の備えがなく災害が発生して被害を受けた場合には、今までの住宅ローンに加え、生活再建費用が必要となります。
そうなっては今までの生活を取り戻すために、長い時間と大きな費用が肩にのしかかってきます。
まとめ:地震に強い家+地震保険で地震に備えよう!
制震ダンパーなどによる地震に対して強い建物にするハード面と、万が一の損害に備える地震保険を合わせて検討していくことで精神的にも安心・安全な住まいにつながっています。
地震に対する備えは、
○ 家具など倒れやすいものを、固定する。
○ 避難グッズを準備しておく。
○ ハザードマップを確認し、安全に避難できる方法を確認しておく。
など短時間でできるものもあれば、時間がかかるものもあります。
もちろん制震ダンパーも有効的な地震対策のひとつです。
我が家にも付けられる?本当に効果があるの?など採用に迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
<参考コラム> 制震ダンパーが選ばれる理由|αダンパーEx Ⅱ
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
地震大国と呼ばれる日本では、繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。
制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。
「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。
繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。
18,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。
家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。
耐震住宅にαダンパーExⅡをプラスしてみませんか。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。