地震のとき外に出るタイミングとは?判断基準を解説│自宅に留まるべきケースなども紹介
「地震のとき外に出るタイミングが分からず不安です。」
このような感想を頂くことがあります。
自宅にいるとき地震に遭遇した場合、テーブルの下に隠れて安全を確保することや、火の元を確認することは誰もが認識していることです。
しかし、地震の揺れが止まってから外に出るタイミングまで把握している方は少ないのではないでしょうか。
そこで本記事では、地震のときどのようなタイミングで外に出ればよいか解説します。
加えて、早急に外に出るべきケースや、逆に室内に留まるべき場合など、関連して知っておきたい点も紹介しますので、地震に対して不安を感じている方はぜひ参考にしてください。
・地震の発生時に外に避難するタイミングを把握できます。
・逆に室内に留まるべき理由や、避難先などについても紹介します。
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目次
地震の発生時、外に出るタイミングとは?
地震が発生したとき、安全に避難するために外に出るべきタイミングは、次の5つの場面です。
- 自宅が倒壊する危険性があるとき
- 家具、家電が飛来する危険性があるとき
- 津波や洪水の危険性があるとき
- 余震の危険性が低いことが分かったとき
- 外に出る必要がない場合も
自宅が倒壊する危険性があるとき
1つ目は、自宅が倒壊する危険性があるときです。
築年数が古く耐震性に不安がある場合、特に柱が損傷していたり、壁に大きなひびがあるなど、直後に倒壊する危険性がある場合は外に出る必要があります。
また、火災やガス漏れを確認した場合も、初期消火できなかった場合に避難しなければいけません。
>関連コラム:地震による建物倒壊について知っておこう|倒壊しやすい住宅の特徴と対策
家具、家電が転倒、飛来する危険性があるとき
2つ目は、家具や家電が転倒、または飛来する危険性がある場合です。
タンスやクローゼットなど、高さのある家具や家電が固定されていない場合、室内に留まる方がケガを負うリスクが高まります。
揺れを感じた瞬間に、庭や道路に避難することを検討しましょう。
>関連コラム:家具(食器棚・本棚・タンス)への【地震対策】をわかりやすく解説
津波の危険性があるとき
3つ目は、海沿いや川の近くにお住まいの場合など、地震による津波発生の危険性があるときです。
たとえば南海トラフ巨大地震では、和歌山県において3分で津波が到達する可能性があるなど、迅速に避難しなければ津波に巻き込まれる可能性があります。
>参考リンク:内閣府 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ
自宅や周辺地域が被災範囲に入っているか、事前に把握することをおすすめします。
余震の危険性が低いことが分かったとき
4つ目は、余震の危険性が低いことが分かった場合です。
住宅密集地などでは、建物やブロック塀の倒壊により、避難所への移動中に被災する危険性があります。
自宅が一定の安全性を確保できている場合は、地震直後ではなく余震が発生する可能性が低くなってから移動することをおすすめします。
外に出る必要がない場合も
5つ目は、外に出ずに自宅で避難する選択肢です。
地震が発生すると、すぐに避難所へ移動したくなります。
しかし、先ほど説明したとおり、建物や塀の倒壊に巻き込まれるリスクもありますので、自宅が倒壊する危険性が低いと判断した場合は、外に出ずに在宅避難を選択することも検討しましょう。
ただし、自宅が大きな被害を受けた場合には在宅避難できない場合もあります。
自宅の損傷を避けるためには「制震ダンパー」の利用がおすすめです。
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外に出るべき家の判断基準を紹介
より具体的に、外に出るべきタイミングを判断するための基準について紹介します。
建物が老朽化している場合(旧耐震基準など)
建物の耐震性は、地震のとき避難するべきか判断するための要素となります。
たとえば、避難を検討するべき建物の特徴は次のとおりです。
- 旧耐震基準(1981年)以前に建築された家
- 外壁のひび割れや建物の傾きなど変状がある
- 過去に大規模な地震に遭遇している
中でも旧耐震基準の制定以前に建築された家は、震度5を超える地震への検討がされていないことから、規模の大きな地震があった場合は早めに避難することをおすすめします。
>関連コラム:新旧耐震基準と2000年基準の違いとは?|耐震性の確認や耐震補強の方法を解説
ハザードマップで津波や洪水、土砂崩れの危険性を確認
外に出るべきか判断するためには、ハザードマップを確認することもおすすめです。
- 津波の浸水予想区域
- 洪水の浸水予想区域
- 土砂災害警戒区域
- 液状化の発生可能性のある区域
こうしたリスクがある地域では、自治体がハザードマップを作成し公表していますので、危険性のあるエリアや避難場所を確認しましょう。
自治体のホームページなど信頼できる情報を入手
地震の発生後、自宅に留まるべきか避難すべきか判断するためには、正確な情報を入手する必要があります。
- 自治体のホームページや公式SNS
- 気象庁の地震や津波情報
- テレビやラジオの災害情報
こうした情報を、地震後の停電時も取り入れられるようにして、避難の判断材料にしましょう。
行政から避難指示や避難勧告があった場合
自治体から避難指示や避難勧告があった場合も、避難を始めるタイミングといえます。
特にハザードマップで各種災害の危険性が指摘されている地域では、行政の指示に従うことは重要です。
>参考リンク:内閣府 「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難!5段階の「警戒レベル」を確認しましょう
避難の目安となる警戒レベルは、1から5の5段階が設定されています。
また、高齢者や障害のある方、乳幼児など、避難するべきタイミングは人によって異なりますので、避難指示や勧告の内容を事前に確認することも重要です。
室内に留まるべき理由を解説
地震のとき外に出るタイミングについて解説しましたが、逆に室内に留まるべき理由もありますので紹介します。
- 十分な地震対策が施されていてる
- 住宅密集地で外に出る方が危険
- ブロック塀などが多く外に出る方が危険
最新の耐震基準に合致している場合や耐震等級3を取得した場合のように、適切な耐震対策が施された建物内にいる方が、密集する住宅やブロック塀のある外より安全な可能性があります。
耐震、制震、免震といった地震対策が施されるとともに、家具、家電などの適切な固定といった対策で、住み慣れた家での避難生活を送りましょう。
自宅以外で避難するべき場所とは?
自宅外での避難を決断する場合に備えて、自宅外で避難できる場所についても把握しておきましょう。
- 指定緊急避難場所:命を守るために緊急的に避難する
- 指定避難所:被災者が一定期間生活するための施設
いざ避難が必要となった場合でも、施設ごとの特徴を把握して、最も安全性が高い場所に移動することをおすすめします。
>関連コラム:避難所生活で困ることとは?5つの対策も解説│避難所で必要なもの、持って行ってよかったものも紹介
日常的にしておきたい地震対策
記事の終わりに、日常的に備えることで安全性を高められる地震対策について紹介します。
家具の転倒防止、耐震・制震など住まいの地震対策
1つ目は、住まいに対する地震対策です。
家具の転倒を防止する工夫を加えれば、地震の発生時に下敷きになり行動不能となるリスクを減らせます。
また、耐震、制震といった建物の倒壊、損傷を防ぐ対策を加えることで、特に築年数が経過した建物においてケガをしたり命を失うリスクを減らせます。
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非常用持ち出し袋の準備
2つ目は、非常用持ち出し袋の準備です。
地震の発生後に本来は外に出るべきタイミングでも、貴重品の準備などをするために被災するケースがあります。
自宅が倒壊する危険性や津波被害に遭遇する危険性がある場合は特に、非常時に持ち出すものをまとめることをおすすめします。
家族の安否確認など連絡手段の確立
3つ目は、家族の安否確認など連絡手段の確立です。
家族の安否確認のために自宅に戻るなど、二次被害に遭遇する危険性を抑えるためにスムーズに連絡を取れる、または緊急時の集合場所の設定などをしておきましょう。
>関連コラム:「地震が起きた。家族に電話が繋がらない。」原因と対策を解説します
まとめ│地震の際は適切なタイミングで外に出よう
>制震ダンパー施工事例(株式会社くらしのリーザ様・M様邸【愛知県】)
「地震のとき外に出るタイミングはいつですか?」
こうした疑問にお答えしました。
避難するべき場所やタイミングついて、事前に確認しておくことで地震が発生した際のご自身やご家族の安全性を高めることができます。
いざというとき最適な行動が取れるように、被災時のシミュレーションや持ち出し袋の準備、自宅の耐震化などの対策を取りましょう。
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