吊り下げ照明「9つの地震対策」事前の対策で照明によるケガを避ける
「吊り下げ照明の地震対策について知りたい」
本記事は、こうした希望を持つ方におすすめです。
天井からチェーンなどで吊り下げられた照明はおしゃれですが、地震が発生した場合には揺れてケガの原因となることもあります。
そこで本記事では、吊り下げ照明を安全に利用するための地震対策について解説します。
おしゃれな照明を安全に利用するための選択肢を確認しましょう。
・吊り下げ照明が抱える地震に対する危険性が分かります。
・地震に備えて吊り下げ照明に施すべき対策が分かります。
今、費用を抑えつつ住宅の地震対策に高い効果を得られる「制震ダンパー」のニーズが高まっています。
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目次
吊り下げ照明とは?
吊り下げ照明は、天井からチェーンやワイヤーで吊り下げられた照明器具を指します。
- 吊り下げ灯
- ペンダントライト
このように呼ばれることもあります。
ダウンライトなどとは異なり、シェードやランプにデザイン性の高い製品を使用できることから、おしゃれなダイニングなどで多く利用されてきました。
ダイニング以外でも、玄関やリビングなど、インテリアへの配慮が必要な部屋でも設置されることがあります。
吊り下げ照明の地震時の危険性
吊り下げ照明は、地震が発生したとき、次のような危険があります。
- 吊り下げ照明が地震の揺れで落下する危険性がある
- 吊り下げ照明のガラスが割れて飛散する危険性がある
- 断線によって電気火災が発生する原因になる
吊り下げ照明が地震の揺れで落下する危険性がある
吊り下げ照明は、地震で大きく揺れた際に落下する危険性があります。
チェーンやワイヤーなどでつながった吊り下げ照明は、地震によって大きく揺れて耐えきれなくなると断線し落下します。
デザイン性の高いガラス製などの製品を中心に、照明器具自体に重量がありますので、落下によってケガにつながる恐れがあります。
吊り下げ照明のガラスが割れて飛散する危険性がある
吊り下げ照明本体に加えて、製品に装飾されているガラスや、ガラス製のランプ部分が割れて飛散する危険性もあります。
- ランプが露出している製品
- ガラスが表面に多く装飾されている製品
こうした照明器具は、地震で揺れた際に天井や壁面などに衝突し、ガラスが割れる危険性があります。
>関連コラム:「地震で窓ガラスが割れるのが怖い…」万が一の行動や対策を解説します
断線によって電気火災が発生する原因になる
吊り下げ照明が揺れによって断線した場合は、断線したコードを起点に電気火災が発生する可能性もあります。
二次火災に対して不安を感じる方も、照明器具に対する地震対策がおすすめです。
>関連コラム:地震で気を付けたい「二次災害」全8つ|対策もあわせてわかりやすく解説
建物の変位量を最大で55%低減する「制震ダンパー」の利用で、照明の破損を防げる可能性があります。
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吊り下げ照明に対する9つの地震対策
地震の発生によって揺れて、紹介した問題が発生する吊り下げ照明。
地震時に断線や二次火災につながる可能性を抑えるために、次の対策を検討しましょう。
- 飛散防止型のランプに交換する
- 照明をLED球に変更する
- 取り付けに利用しているワイヤーを増やす
- 制震装置で揺れを軽減する
- 地震保険に加入する
- 定期的に照明の状態確認などメンテナンスを施す
- 引っ掛けローゼットや直配線での設置を検討する
- シーリングライトに交換する
- ダウンライトに交換する
飛散防止型のランプに交換する
1つ目は、飛散防止型のランプに交換することです。
地震発生時に吊り下げ照明に取り付けられたランプが割れると、破片が室内に飛散してケガをする恐れがあります。
ここで飛散防止型のランプを利用することで、ランプが割れた場合でも飛散を防ぐことが可能です。
飛散防止型のランプは、ランプの表面に樹脂製の被膜を塗布しています。
照明器具の費用は高くなるものの、地震発生時の安全性を考慮すると飛散防止型ランプを利用するメリットが生まれます。
照明をLED球に変更する
2つ目は、照明をLED球に変更することです。
従来の電球は、カバーにガラスが利用されていましたが、LED照明のカバーにはポリカボネートを主とする難燃性のカバーも利用されています。
こうした樹脂系のカバーは、衝撃を受けても割れづらい性質がありますので、地震によって揺れた場合も割れる心配をせずに済みます。
取り付けに利用しているワイヤーを増やす
3つ目は、吊り下げ照明を取り付けているワイヤーを増やすことです。
通常、吊り下げ照明は1本のワイヤーやチェーンで取り付けられています。
ここで天井と吊り下げ照明を結ぶワイヤーを増やすことで、1本目のワイヤーが断線した場合でも、吊り下げ照明を維持することが可能です。
十分な強度がある専用の製品も販売されていますので、利用することで安全性を高められます。
制震装置で揺れを軽減する
>制震ダンパー施工事例(株式会社くらしのリーザ様・M様邸【愛知県】)
4つ目は、制震装置を導入して住まいの揺れを軽減することです。
制震装置は、設置した建物の揺れを抑えることができる技術です。
揺れを抑えられれば、吊り下げ照明にかかる負担も軽減できますので、ワイヤーの破断や照明器具の破損を防ぐことが可能です。
例えば、弊社が提供するαダンパーExⅡは、建物に加わるダメージを最大55%軽減できますので、照明器具の落下や破損対策としても活用できます。
地震保険に加入する
5つ目は、地震保険に加入することです。
地震保険は、次のような場面で補償を受けられる保険です。
- 地震によって生じた建物の倒壊、損傷
- 地震によって生じた火災や津波など
照明器具は製品によっては非常に高価ですので、建物とともに保険金を請求することで、地震発生後の暮らしを経済的に支えることが可能です。
>関連コラム:【地震保険はいらない・必要ない】は本当?どうして?どっちにするべきか判断基準も紹介
定期的に照明の状態確認などメンテナンスを施す
6つ目は、定期的に照明の状態を確認しメンテナンスを施すことです。
鋼製のチェーンを利用している吊り下げ照明では、チェーン部分にサビが生じることがあります。
サビなど劣化が進行することでチェーンの強度は落ちてしまいますので、異常があった場合はチェーンを交換するなどメンテナンスを施しましょう。
引っ掛けローゼットや直配線での設置を検討する
7つ目は、ローゼットを利用して取り付けること、または直配線で照明を取り付けることです。
一般的に照明を取り付ける際は、引っ掛けシーリングかローゼットを利用することとなります。
製品によって異なりますが、シーリングは5kg、ローゼットは10kgが耐荷重の目安です。
より耐荷重の高いローゼットを利用することで、余裕を持って取り付けが可能です。
また、建築化照明として建物と一体化して取り付ける、直配線も効果的です。
シーリングライトに交換する
8つ目は、シーリングライトに交換することです。
天井に沿うように配置されるシーリングライトは地震を受けても振られることがありません。
このため吊り下げ照明より地震に強いですので、デザインや機能性にこだわりがなければ、シーリングライトに交換することも手段のひとつです。
ダウンライトに交換する
9つ目は、吊り下げ照明をダウンライトに交換することです。
ダウンライトは建物と一体になりますので、シーリングライトより地震に強い構造です。
ただし、現状が吊り下げ照明(引っ掛けシーリングやローゼット取り付け)である場合、ダウンライトに交換する際は専門業者に依頼する必要があります。
まとめ│照明器具の地震対策で安心のLDKに
地震が起きたとき揺れる可能性の高い吊り下げ照明について、地震対策をする方法を解説しました。
照明器具やランプ部分の破損によってケガをする可能性がありますし、場合によっては火災につながる危険性もありますので、地震に対する対策は重要です。
「制震装置」によって建物全体の揺れを軽減することも効果的ですので、制震ダンパーなど、揺れを減衰する設備の設置も合わせて検討してみましょう。
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
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