地震発生時にやってはいけないこと9選│正しい行動・やるべきことも解説
地震発生時に「やってはいけないこと」があることをご存知でしょうか。
地震についてのニュースを見るたびに、地震に対する備えや地震発生時に取るべき行動を確認する方もいるでしょう。
一方で地震が発生したとき、または地震の揺れが収まったときに「やってはいけないこと」もありますので、確認して地震のときに被害に遭う確率を減らしましょう。
・地震発生時に「やってはいけないこと」が分かります。
・逆に「やるべき行動」、普段から備えておきたい事柄についても解説します。
制震ダンパーについて詳細をお知りになりたい方やご興味を持たれた方は、資料請求からお気軽にお問い合わせください。
目次
地震発生時にやってはいけないこと9選
地震が起きたとき、または地震の揺れが収まったとき、やってはいけないことは以下の9つです。
- 海・川などの状態を見に行く
- よく確認せずに部屋の中を歩く
- 地震発生に伴う停電後にブレーカーを上げる
- (ガス利用の建物で)火を点ける
- エレベーターを利用して避難する
- 車を利用して避難する
- 高所など危険な箇所の状態確認を行う
- 急ぎでない電話をする
- 被災状況を撮影する前に片付ける
- 地震発生時にやるべき行動とは?
海・川などの状態を見に行く
1つ目は、海や川などの状態を見に行くことです。
近くに海や川がある方は、地震が起きたときに津波が発生するなど海や川に変状がないか確認したくなります。
しかし万が一、津波が発生していた場合は、確認しに行くことでご自身の命を失う可能性がありますので、海や川が近くにある方はすぐに高台に逃げるようにしましょう。
よく確認せずに部屋の中を歩く
2つ目は、地震後によく確認せずに部屋の中を歩くことです。
地震後は割れた窓ガラスや照明のほか、ケガの原因になるものが散乱している可能性があります。
特に夜間、停電時には手元にスマートフォンや懐中電灯がある場合は照らしながら、ない場合は安全性を確認しながら慎重に、足元の安全性を確保しつつ移動しましょう。
>関連コラム 「地震で窓ガラスが割れるのが怖い…」万が一の行動や対策を解説します
地震発生に伴う停電後にブレーカーを上げる
>参考リンク:千葉市 地震による電気火災対策には、感震ブレーカーが効果的
3つ目は、地震に伴って停電が発生したあと、すぐにブレーカーを上げることです。
地震を受けた直後は、ヒーターや照明といった火災の原因になる電化製品・設備が破損している場合や、設備の上に物が覆いかぶさっている場合があります。
この状態でブレーカーを上げてしまうと火災につながる恐れがありますので、1部屋ずつ電化製品やコンセントなどの状態を確認しながらブレーカーを上げることをおすすめします。
(ガス利用の建物で)火を点ける
4つ目は、ガスを利用している建物で火を点けることです。
ブレーカーを上げることと同様に、ガスコンロやガスファンヒーターの接続部に異常があるなどしてガス漏れが発生している可能性があります。
ガスが充満している状態で火を点けると火災につながる恐れがありますので、ガスの配管やコンロなどの異常がないか確認のうえ利用しましょう。
>関連コラム 地震で気を付けたい「二次災害」全8つ|対策もあわせてわかりやすく解説
エレベーターを利用して避難する
5つ目は、避難の際にエレベーターを利用することです。
地震発生後は余震が発生しやすい状態が続いていて、エレベーターでの避難中に地震に遭遇し停止してしまう危険性があります。
エレベータのある建物であっても、必ず階段を利用して避難することをおすすめします。
>参考リンク:NHK 「エレベーターに閉じ込められた」いったいどうすれば?
車を利用して避難する
>参考リンク:警察庁 大地震が発生したときに運転者がとるべき措置
6つ目は、車を利用しての避難です。
地震発生直後は車を利用して避難する方が多いことから、幹線道路を中心に渋滞が起こることがあり迅速に避難できません。
また、渋滞が起きれば消防車や救急車など緊急車両の邪魔になり、延焼の防止や要救助者の救出に支障が出るかもしれません。
付近にある避難所に向けて、必要なものを持って徒歩で移動しましょう。
高所など危険な箇所の状態確認を行う
7つ目は、屋根の上など高所の状態確認を行うことです。
地震後に身の回りの安全が確保されたとき、気になるのは自宅の状態です。
壁面や屋根などに損傷がないか確認したくなりますが、上り慣れていない人が屋根に上ると落下の危険性が高まります。また、屋根の上にいるときに地震に遭遇する危険性もあります。
急ぎでない電話をする
8つ目は、急ぎではない電話をかけることです。
地震発生時は家族の安否確認など、電話をかけたいと思うものです。
しかし多くの人が同時に電話をかけると電話回線がパンクしてしまい、消防や救急に向けての電話など緊急性の高い電話がつながらなくなる恐れがあります。
データ通信を利用する通話アプリや災害用伝言ダイヤルを利用したり、緊急時の集合場所を事前に決めておくなど、地震が発生する前に連絡方法を確認しておきましょう。
>関連コラム 「地震が起きた。家族に電話が繋がらない。」原因と対策を解説します
被災状況を撮影する前に片付ける
9つ目は、被災状況の撮影前に片付けを行うことです。
地震保険を利用する場合、建物や家財の状況を確認するために、被災直後の写真を求められることがあります。
写真がなければ被災状況を証明できずに、家財などが保険の対象外となる恐れもありますので、どういった被害を受けたのか説明できる写真を撮っておきましょう。
>参考リンク:政府広報オンライン 災害で住まいが被害を受けたとき
まずはご自身の身の安全を守る必要がありますので、住まいの地震対策を取ることが重要になります。
様々ある地震対策の中で、建物の揺れを抑えられ費用も比較的安価なものは「制震」による対策です。
制震とはどういった装置か、気になる方は資料請求からお気軽にご相談ください。
地震発生時にやるべき行動とは?
ここまで地震発生時にやってはいけない行動を紹介してきましたが、逆に地震に遭遇したとき取るべき行動もありますので紹介します。
家の中でやるべき行動
地震が発生したとき、自宅にいる場合はまず以下の条件を満たす場所に移動しましょう。
- 落下物や転倒物が少ない場所
- 窓が少なくガラスが飛び散らない場所
- 避難時に外に出やすい(閉じ込められない)場所
地震の揺れで大型の家具やガラスが落下してきた場合、死亡・ケガの原因となる恐れがあります。
また、窓やドアの枠がゆがんで外に出られなくなる可能性もあります。
こうした事態を避けるために、紹介した条件を満たす玄関近くの廊下など、壁が多く脱出経路も複数確保できる場所に移動することをおすすめします。
>関連コラム 【地震が来た時】家の中で安全な場所はどこ?家中安全にする方法が知りたい!
外出時(屋外)でやるべき行動
次に外出時、屋外にいる場合は、公園や広場といった、建物の倒壊や物の落下の心配ない場所に移動しましょう。
または、耐震性が高い、新しく建てられたRC造のビルなどに避難することもおすすめです。
>参考リンク:東京都耐震ポータルサイト 東京都耐震マーク表示制度について
特に東京都耐震マークなどが掲示されているなど、公的機関から耐震性能が評価されているビルならさらに安心です。
>関連コラム 【地震のときはどこが一番安全?】外と中、安全・危険な場所を紹介します
家づくり・リフォームのとき地震に備えてしておきたいことは?
就寝時なども含めますと多くの時間を自宅で過ごすため、地震のときに安全に避難するためには自宅の地震対策を考えることが大切です。
たとえば新築であれば、家の形を真四角に近い形にしたり、バランスよく壁を配置して地震の揺れが1か所に集中しないようにする対策などが考えられます。
>関連コラム 【地震に強い家の特徴10選】揺れても安心の住まいを手に入れよう
耐震性に不安がある古い家をリフォームする場合は、屋根の軽量化で建物の重さを減らしたり(重量が重いほど地震の揺れが増幅するため)、基礎や柱、梁の状態を確認して補強することも効果的です。
また、新築でもリフォームでも取れる方法として、制震ダンパーを利用することもおすすめです。
壁の一部を切り取って設置できることからリフォームでも対応でき、何度も発生する地震にも対応できる制震ダンパーは有効な地震対策になります。
まとめ│地震発生時の行動を想定しよう
地震発生時にやってはいけないことの例を9つ紹介しました。
地震が起きたとき、やるべきことを知っておくことは重要ですが、命を守るためには、やってはいけないことも同じくらい重要です。
いつ発生するか分からない地震。
いつどこで発生しても動けるように、「やるべきこと」「やってはいけないこと」どちらも把握して備えましょう。
また、自宅の下敷きになるなど行動不能にならないよう、自宅建物の地震対策を考えることも重要です。
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
あなたの大切なご自宅にも、制震ダンパーを取り入れてみませんか?
マイホームは家族が長い時間を過ごす場所。
誰もが大切な家族を守りたいとお考えではないでしょうか。
私たちは制震ダンパー「αダンパーExⅡ」で、あなたの大切な家族を守るために貢献いたします。
「この住宅には設置できるの?」
「取り入れてみたいけれどどうやって設置するの?」
といったご質問やご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
こちらのお問い合わせフォームまたは下記の黄色いバナーからどうぞ。