【地震から子どもを守るには?】事前準備や備え、安全対策を説明する方法も紹介
地震が発生したというニュースを見るたびに「自宅で子どもが一人でいるとき、地震が起きたらどうしよう?」と思う人もいるでしょう。
本記事はこうした方に向けて「地震から子どもを守る方法」をお伝えします。
子どもを地震から守るためには、事前に十分な備えを行っておくとともに、しっかり子どもを守る方法を考え、そして子どもに説明することが大切です。
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地震から子どもを守る「事前準備」
子どもを地震から守るには事前の備えが大切になります。
具体的には、以下の5つの準備を行うことをおすすめします。
- 非常時に子どもが持ち出すセットを作成
- 非常時の連絡手段を決めておく
- 近所に頼れる人を作っておく
- 家具の転倒を防ぐ対策を実施
- 耐震・制震・免震装置を導入する
非常時に子どもが持ち出すセットを作成
年齢にもよりますが、自宅に子どもがひとりでいるケースもあるでしょう。
こうした場合、子どもひとりでの避難行動を考えて「子どもが持ち出すセットを作る」ことが大切です。
子どもが持つものは、重量を軽くするために厳選する必要があります。内容物を厳選して、本当に必要なものだけを準備しましょう。
>関連コラム:【防災グッズで本当に必要なものは?】厳選した14のグッズを揃えよう
非常時の連絡手段を決めておく
大きな地震が起きたときは、固定電話や携帯電話が通じないケースもあります。
こうした場合に備えて「緊急時の連絡手段を用意」することをおすすめします。
- 安否確認方法や集合場所を決めておく
- 緊急時の連絡先を紙に書いて貼っておく
- 自宅に緊急用のスマートフォンを置いておく
こうした選択肢があるので、普段の連絡手段で連絡が取れない場合に備えて、事前に連絡手段を決めておきましょう。
>関連コラム:「地震が起きた。家族に電話が繋がらない。」原因と対策を解説します
近所に頼れる人を作っておく
「近所に頼れる人を作っておく」ことも非常に効果的です。
自宅から避難所まで移動する場合に、大人とともに行動するほうが安心感は高まります。
自宅の近所で子ども年齢の近い人との関係を大切にして、災害時にお互いが助け合いできるようにしておきましょう。
家具の転倒を防ぐ対策を実施
自宅で地震が起きた場合に絶対に避けたいのは、転倒した家具の下敷きになることです。
家具の転倒を避けられるように「転倒防止グッズを導入する」など対策を取りましょう。
足をケガするなど、行動不能になることは避ける必要があります。しっかり対策を取りましょう
>関連コラム:地震による家具・家電の倒壊や転倒を防ごう!ポイントや方法をご紹介
耐震・制震・免震装置を導入する
転倒防止対策と同時に行いたいのは「耐震・制震・免震といった装置の導入」です。
>関連コラム:耐震・制震(制振)・免震の違いとは?コストやメリット・デメリットについて解説
こうした設備を設けることで、地震が起きたときも自宅の倒壊を防げる可能性を高められます。
また、制震・免震装置は建物への地震動を減衰するので、室内での揺れの体感を抑えられます。
こうした装置を導入して、建物の倒壊による子どもへの被害を防ぎましょう。
地震から子どもを守る「方法」
続いて具体的に子どもを守る「方法」を紹介します。
自宅に安全地帯を一緒に作る
1つ目は「自宅に安全地帯を作ること」です。
窓ガラスの近くは割れたガラスでケガをする可能性があり、背の高い家具の近くは下敷きになる可能性があります。
こうした危険な場所を点検していき、残った安全地帯を子どもと一緒に共有しましょう。
地震を感じたとき、どこに移動すれば安全なのかが分かり、迅速な行動につながります。
地震のときの行動を一緒にシミュレーション
2つ目は「地震が起きたときの行動を一緒にシミュレーション」することです。
リビングでくつろいでいるとき、ダイニングで勉強しているとき、子ども室にいるときなど、場面ごとに地震が発生したらどのように動くかをシミュレーションしましょう。
机・テーブルへの避難・ダンゴムシのポーズをやってみる
突然大きな揺れが起きたとき、安全地帯へ移動できないケースもあるでしょう。
このため「机の下への避難」や「ダンゴムシのポーズ」など、応急処置的に身体を守る方法を行ってみましょう。
こうした行動は一方的に子どもに伝えるよりも、大人と子どもが一緒になって行うことが大切です。
子どもも真剣に取り組むことになるとともに、大人にとっても緊急時の対応が自然に取れるようになるからです。
地震から子どもを守る方法を「伝える」
こうした「準備」や「行動」は必要性を子どもたちに「伝える」ことが大切です。
しかし地震対策の大切さを子どもたちに伝えるのは難しいもの。どうすれば自分ごとと認識してもらえるのでしょうか。
紙芝居・絵本・漫画で伝える
>引用:青森県 防災を正しく学び、考える~あおもりおまもりノート
子どもが自分から興味を持つ「紙芝居・絵本・漫画で伝える」ことは非常に有効です。
ストーリー仕立てになっているので内容が分かりやすく、文字ではなく写真・絵で描かれているのでイメージとして認識できます。
市販のもののほか、公的機関が作成している様々な地震対策の啓発資料もあるので、気になるものがあれば印刷して利用しましょう。
Youtubeで子供向けの防災動画を見る
入り込みやすいメディアとしては「Youtube」も挙げられます。
Youtubeも公的機関が地震対策の啓発用動画をたくさん作成しているので、実際の映像を使用したものから、アニメーションで表現したものまで、子どもに合わせて動画を教材としてみましょう。
自宅で被災した場合のフローチャートを作る
「被災した場合のフローチャートを作成する」ことも有効です。
地震が起きたときに取る行動、揺れが収まってから取る行動、避難所に行ってから取る行動など、場面ごとに取るべき行動をフローチャートにして張り出すことで、被災したときに冷静になって行動を確認できます。
フローチャートを作成する際も、子どもと一緒に作ることで「自分ごと化」できるでしょう。
実際に家・町の中を歩く
最後に「実際に家・町の中を歩くこと」も非常に効果的な地震対策です。
実は家の中には危険な場所がたくさんあります。
窓ガラスの近くは当然のこととして、テレビの近くはテレビが飛んでくる可能性があり、キッチンまわりは食器類が散乱する可能性があります。
こうした危険な箇所を「地震が起きたら」という視点で確認することで、いざという時の迅速な行動につながります。また、危険な場所があればその場で改善できる可能性もあります。
>関連コラム:【地震が来た時】家の中で安全な場所はどこ?家中安全にする方法が知りたい!
町の中も同様です。
ブロック塀が倒壊してくる可能性や自動販売機が転倒してくる可能性、街路樹や電柱など命を脅かす危険性があるものは多いものです。
子どもが移動に使う通学路を中心に、自宅の外でも「地震が起きたら」という視点で散歩して、万が一の時に命を守る行動を取れるよう心がけましょう。
>関連コラム:【地震のときはどこが一番安全?】外と中、安全・危険な場所を紹介します
まとめ│事前対策で地震から子どもを守ろう
「地震から子どもを守る方法」について、「事前準備」「行動」「伝える」という3つの視点で解説しました。
地震は急に発生して命を脅かします。生存する可能性を少しでも上げるために、普段から子どもへも地震対策の重要性を伝えましょう。
なお、住んでいる自宅が倒壊してしまえば諸々の対策は意味をなしません。
住んでいる自宅に地震時の倒壊の不安がある場合は、耐震・制震・免震といった家への地震対策をおすすめします。
中でもおすすめできるのは、繰り返し発生する地震へも対処でき、設置費用も比較的安価な「制震」です。
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