【防災グッズで本当に必要なものは?】厳選した14のグッズを揃えよう
地震を始めとする災害が発生したとき、普段簡単に入手できるはずのものが入手できなくなります。たとえば電気や水などのインフラ、照明や衛生用品といった、本当に身近なものです。
災害の発生で物が不足することを防ぐためには「防災グッズ」を準備しておくことが大切です。しかし、雑誌などで紹介されている防災グッズは種類が多く、準備や管理、持ち運びが大変になってしまいます。
そこで本記事では「本当に必要な防災グッズとは何か」を解説します。 普段から持ち歩くべきもの・自宅に備えて定期的に交換するもの・自宅に備えて交換が不要なものの3つに分けているので、普段の管理にも役立ててください。
・防災グッズの中で特に準備しておきたい「14のグッズ」を確認
目次
普段から持ち歩くもの
まずは「365日、常に持ち歩いておきたいもの」を紹介します。
(1)スマートフォン〔常に満充電を心がけて〕
必ず持ち歩いておきたいものは「スマートフォン」です。
スマートフォンは、非常時の連絡・懐中電灯・ラジオ(機能があるもの)・ホイッスルなど様々な機能を持つため、絶対に持っておきたい防災グッズです。 充電が切れてしまえばただの荷物になるので、常に満充電を心がけましょう。
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(2)モバイルバッテリー〔同じく充電を〕
スマートフォンの充電に役立つ「モバイルバッテリー」も、常に携帯しておきたいもののひとつです。
近年、小型化が進んでいるので、普段の持ち歩きに困ることもありません。 製品によっては太陽光で充電できたりライトとして利用できたりと、災害に対応している製品もあるので、重量と相談しながら製品を選びましょう。
なお、スマートフォンもモバイルバッテリーも、身体の安全があってこそ利用できるものです。建物の倒壊や家具の転倒に備えて、対策を取っておくことが大切です。地震動を吸収する『制震ダンパー』の利用を検討してみましょう。
自宅に備えておくもの(定期的に交換)
次に「自宅に備えておきたいもの、かつ定期的に交換が求められるもの」を紹介します。
(3)飲用水〔1人1日3リットルを3日分〕
必ず備えておきたいものは「水」です。
飲用水や調理に使用する水を含めると、1日1人3リットル必要とされていることから、3日分で1人あたり9リットルの水を備蓄しましょう。
製品によっては5年以上交換不要なものもありますが、忘れないよう定期的な交換は必要です。
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(4)保存食〔すぐに食べられるもの3日分〕
水に続いて「保存食」も必要です。
カンパンや缶詰など、長期間保存が効く食料を水と同様に3日分準備しましょう。保存食については、量や好みが分かれるので、個々人で3日分で必要な食料の種類・量を検討してみてください。
(5)持病用の薬〔長期化したときのため7日分〕
水・食べ物に続いて大切なものは「持病用の薬」です。
災害が発生したとき病院や薬局も被災し、または緊急性の高い怪我や病気の診察に追われるので、持病用の薬を処方してもらえない可能性があります。
市販薬で代用できない場合は大事になりかねないので、被災生活が長期化したときのために7日程度分は確保しておきましょう。 薬によって、また保管状態によって細菌が繁殖したり、効果が薄れる場合もあるので、定期的な交換が求められます。
(6)ウェットティッシュ〔入浴の代わりにも〕
衛生的な状態に保つために「ウェットティッシュ」の備蓄も大切です。
食事前に手・口を洗浄したいものですが、被災時は水が貴重です。ウェットティッシュがあれば、感染症を防げる可能性があります。
また、入浴できない場合にウェットティッシュで体を拭くこともできるでしょう。 未開封であれば基本的には交換は不要ですが、水分を含むものなので気になる人は古いものから日常使いに供しましょう。
衛生・健康状態を保つためには、雨風をしのいで安心して休息・就寝できる状態を確保することが大切です。そのためには住まいが被災しないよう対策を取る必要があります。地震による建物への損傷を防ぐために『制震ダンパー』の導入を検討してみましょう。
自宅に備えておくもの(交換は不要)
続いて、自宅に備えておくべきものの中で、交換が不要なものを紹介します。
(7)防災用品を入れるリュック
被災時に防災グッズを持ち運ぶための「リュック」が必要です。
準備した防災グッズの中で、持ち歩くものをリストアップして一度詰めて歩いてみることが大切です。過不足があれば、他のリュックを利用しましょう。
(8)携帯トイレ〔1日5回3日分〕
自宅の水道が止まってしまった場合、トイレを流すことができません。そんなとき、薬剤で排泄物を固めてしまう「携帯トイレ」の出番です。
準備する個数は標準的には1日5回×3日で15個ですが、排尿・排泄の回数は人によって異なるので、体調に合わせて調節してください。
関連リンク:NHK 災害用の備蓄トイレ どんな種類が?どう使う?
(9)生理用品〔鎮痛薬や黒いゴミ袋なども〕
女性の方は「生理用品」の備蓄が大切になります。
生理用品は人によって必要な個数が異なるとともに、普段から使い慣れている製品が異なるため、自分で必要な個数・製品を準備することが大切です。生理が終わるまでの1周期分を準備しましょう。
(10)絆創膏・消毒液〔手洗い用の水が無い場合にも〕
被災時は、割れたガラスや家具の転倒で怪我をしやすいもの。水が止まっている場合洗浄もままならない可能性も。「消毒液・絆創膏」を準備しておきましょう。
傷口からウイルスが侵入し感染症を引き起こしても、病院が機能していない場合は症状が重篤化する恐れがあります。感染を防ぐために、準備しておきましょう。
(11)歯ブラシ〔肺炎などの予防にも〕
入手困難になったとき困るものとして「歯ブラシ」があります。
水が手に入りにくい状況では、うがいもしづらい可能性があり、歯ブラシがあれば口の中の環境を衛生的に保てます。
口の中を清潔に保つことで肺炎など病気の予防につながりますし、歯垢から生じる不快感を取り除いて快適な休息を取れるでしょう。
(12)ハサミ〔無いと意外と困ります〕
普段身近にあって無いと困るものは「ハサミ」です。
封を切る、紐を切る、衣服やビニール袋を切り取るといった行動は被災時に頻繁に生じます。大型のものは危険なので、小型で先が丸い、またはカバーがついているものを1つ準備しておきましょう。
(13)軍手〔各種作業で手の保護が大事に〕
普段着用する機会は少ないですが「軍手」は、物や破片が散乱する被災状況下では安全の確保に役立つアイテムです。
一般に販売されているものはフリーサイズが多いですが、人によっては大きすぎる可能性があります。フィット感を求める場合は、伸縮性があり様々なサイズが販売されている「背抜き手袋」を利用しましょう。
(14)ビニール袋〔給水・感染症対策・防寒。高い汎用性〕
被災時に多方面に役立つのは「ビニール袋」です。
ビニール袋は、給水時には水を貯める、食料を保管する、簡易トイレ、簡易防寒着、手袋など、工夫次第で様々な目的に利用できます。
開封前のビニール袋は衛生的なので、衛生面での配慮が必要な場面でも利用できます。 かさばるものでもないので、大中小、複数のタイプを準備しておきましょう。
まとめ:本当に必要なものを準備しよう
地震を中心とする災害に遭遇してしまったとき、自分や家族を助けるために必要な「防災グッズ」について解説しました。
懐中電灯や衣料品、インスタントラーメンなど他にも準備を検討するべきものもありますが、あまりに多くても管理が大変で持ち運びにも支障をきたすので、まずは最低限のグッズを揃えていきましょう。
なお、いくら防災グッズを揃えても、度重なる地震で住まいが倒壊してしまえば命が失われてしまいます。制震ダンパーなど、建物を繰り返し発生する地震から守る装置を利用して、自分と家族の身を守りましょう。
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