「地震で窓ガラスが割れるのが怖い…」万が一の行動や対策を解説します

「地震で窓ガラスが割れるのが怖い…」万が一の行動や対策を解説します

「地震が発生したとき、何に気をつけて行動するのか。」答えのひとつは「窓ガラス」です。

万が一、地震で窓ガラスが割れてしまうと、移動するとき足に刺さったり、片付けのときに手を傷つけてしまう恐れがあります。
地震で窓ガラスが割れてしまい、あなた自身や家族が怪我をするのを防ぐためには「窓ガラスが割れる原因・割れてしまったときの行動・割れないようにするための対策」この3つが大事になります。

日本に住んでいる以上、どこで地震が発生し、いつ窓ガラスが割れるかは分かりません。地震も台風も来ていない安全な今こそ、地震への備えを講じておきましょう。

この記事を読んだらわかること

・地震が起きたとき、窓ガラスが割れる原因が分かります。

・地震で窓ガラスが割れてしまったとき、取るべき行動が分かります。

・地震発生前に取るべき対策が分かります。

地震が起きたとき、窓ガラスが割れる原因は?

地震が起きたとき、窓ガラスが割れる原因は?

まずは窓ガラスが割れる原因を考えてみましょう。大きく分けると、地震が発生したときに窓ガラスが割れる原因は2つです。

①建物・窓枠のゆがみが原因

地震が発生すると、住宅は下の方から上の方に順番に揺られます。建物全体に大きなゆがみが生じて、一緒に「窓枠・窓ガラスがゆがむ」ことになるでしょう。

ガラスがゆがみに耐えられなくなった瞬間、割れてしまうのです。

②室内外の物が当たって割れる

地震が発生した時、棚やテレビなど、一定の高さ・重量がある物が倒れて窓ガラスに当たると割れてしまいます。

一方で、木や物干し台など、外側から窓ガラスに物が当たることも、ガラスが割れる原因になります。

地震で窓ガラスが割れてしまったときの行動

建物自体のゆがみ、そして室内外から物がぶつかったとき、窓ガラスは割れてしまいます。
では、窓ガラスが割れてしまったとき、どのように行動するべきなのでしょうか。

①破片を避けて靴を履く

破片を避けて靴を履く

地震発生後、窓ガラスが割れたとき絶対に避けたいのは「足のケガ」です。

足をケガしてしまうと、地震が収まったあとの避難行動、避難所での生活、いずれのときも不便を強いられます。 このため窓ガラスが割れたら「破片を避けること・靴を履くこと」の2点に留意しましょう。

理想的なのは就寝時、枕元に靴を準備しておくことです。万が一地震が起きて停電、割れたガラスの位置が分からなくても、靴を履いていれば足のケガを防げます。

関連記事:何があれば安心?最低限必要の防災グッズのチェックから見直しまで

②割れたガラスを集めて清掃する

続いて行いたいことは「清掃」です。

あなたが地震に十分な備えをして、靴を履く対策をしても家族が同様の備えをしているかは分かりません。最低限大きな破片だけでも片付けて、深刻なレベルのケガを負ってしまうことを避けましょう。

このため掃除用具を必ず定位置に置くなど、すぐに取り出せる体制を作っておきたいところです。

③ブルーシートやダンボールで窓を覆う

ブルーシートやダンボールで窓を覆う

安全を確保できたら、割れてしまった箇所を「ブルーシートやダンボールで覆う」応急処置を取りましょう。

地震が発生したあとは、工務店やガラスを取り扱う業者には問い合わせが殺到します。平時のようにすぐに窓ガラスを交換してもらえる可能性は低いので、応急処置する必要があるのです。
このためブルーシートやガムテープなど、万一の際も平時も使えるものを常備しておくことをおすすめします。

④早めに業者に相談・保険の確認

安全を確保して、応急処置も完了したら「業者への相談、および保険の確認」を行います。

先述したとおり、ガラスを交換できる業者には問い合わせが殺到します。早めに連絡を入れることで、早期にガラスを交換してくれるので、まず交換依頼の連絡を入れましょう。

次に、修理に保険を利用できるか確認しましょう。 建物の損壊の程度によって、地震保険の適用の可否は変わります。さらに防犯上の理由などで先に窓ガラスだけ交換したい場合もあるでしょう。
ここで保険会社に連絡を取らず交換すると、保険の適用外となる恐れがあります。 必ず修理前に火災・地震保険の代理店に相談しましょう。

地震発生前にできる、窓ガラスの割れ対策

地震発生前にできる、窓ガラスの割れ対策

ここまで、地震が発生したときの対策を紹介してきました。ここからは地震発生前の今こそできる、窓ガラスの割れ対策を紹介します。

窓ガラスは割れると、外気や虫の侵入につながります。しかも地震が発生原因のときは、修理が遅れてしまうために不快な状態は長く続きます。
ぜひ事前に対策を取り「窓ガラスが割れない」状態を作りましょう。

①窓の近くに物を置かない

まずは「窓の近くに物を置かない」ことです。

物を置かなければ地震で物が飛び、窓に飛び込む恐れはなくなります。 しかし開口部周辺は、小物を飾るなど、物を置くケースの多い場所です。物を置くなら、地震時に倒れるのを防止するジェルシートなどを貼って対策を取りましょう。

②就寝時にはカーテンを締めておく

手軽に取れる対策は「就寝時にカーテンを締めておく」これだけです。

カーテンを締めておけば、室内の物がガラスに当たる可能性を下げられます。さらに屋外の物が当たってガラスが割れても、ガラスの飛散範囲を最小限に抑えられるでしょう。

プライバシーの面から、夜間はカーテンを閉める意識を持つ人も多いでしょうが、地震の被害を低減する目的でも、カーテンは有効です。

③飛散防止フィルムを貼っておく

ホームセンターで販売されいている「飛散防止フィルム」を貼り付けるのも効果的です。

飛散防止フィルムは無色透明なフィルムで、内外からの視線を遮ることがありません。物が当たったときの割れ・飛散を防ぐので、ガラスの飛散によるケガを大幅に低減できます。
カットして貼るだけと、施工が簡単な点もおすすめできる要素です。

④飛散しづらいガラスにリフォームする

初めから「ガラスの飛散を防ぐ構造になったガラス」も市販されています。

ペアガラスの中間層に樹脂製の膜を挟み込むことで、地震でガラスが割れても破片が飛散しづらい構造です。
破損を防止する機能は、防犯性能の向上にも副次的に効果を持ちます。

参考:YKK AP株式会社 安全合わせ複層ガラス/防災安全合わせ複層ガラス

⑤枕元に靴を準備しておく

先述しましたが、万が一窓ガラスが割れてしまったとき、第一に足の安全を守る必要があります。「枕元に靴を準備しておく」ことで、夜間地震が発生して暗闇の中であっても、靴を履いて迅速・安全に行動を始められます。
安価なものでもよいので、底が厚い新品の靴を寝室に常備しておきましょう。

⑥リフォームで地震の揺れを低減する

リフォームで地震の揺れを低減する

窓ガラスが割れてしまう原因は、地震で建物自体にゆがみ・たわみが発生することも一因です。建物に生じる地震による変形を抑えられれば、窓ガラスが破損する可能性を抑えられるでしょう。

たとえば「制震ダンパー」を設置するなど、建物のリフォームで地震の揺れ・ゆがみを減らせます。

地震による揺れを効率的に吸収する制震ダンパーは、設置の有無で建物の変位を半減させるほどの効果を持ちます。変位量が少なければ、窓ガラスへの負担も少なくなり、破損を防ぐ効果が期待できるでしょう。

まとめ:事前の地震対策で安心の暮らしを

「地震が発生したとき、窓ガラスが割れてしまったらどうしよう」

この悩みに対して、発生したとき・発生する前、取ることのできる対処法を紹介しました。
窓ガラスは破損してしまうと、鋭利な刃物となってあなたや家族を襲います。一方で事前に対策を取っておけば、窓ガラスが割れ落ちるのを防げるかもしれません。
不安を取り除くため、万が一のとき安全に移動するため、平時に地震対策を行いましょう。

「制震ダンパー」で地震のエネルギーを吸収

制震工法は、地震が発生したときの建物の揺れを低減できるので「建物の変位量を大きく減らせます」

制震ダンパーを組み込んだ場合と、組み込んでいない場合とを比較した実験を見てみましょう。他は同じ条件なのに明らかに変位量が異なります。 窓ガラスの破損を防ぐ効果も期待できるので、利用を検討してみましょう。

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」とは

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」

トキワシステムがおすすめする制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は特殊オイルを用いたオイルダンパーで、次のような特長があります。

  • 建物の変形を約1/2に低減し、建物の損傷を大幅に軽減する高い性能
  • 副資材が不要、半人工以下の簡易施工を実現する施工性の高さ
  • 120年の製品保証とメンテナンスフリーの実現による耐久性の高さ
  • コストパフォーマンスの高さ
  • さまざまな研究機関などで実施した実証実験による信頼性
  • 18,000棟以上にもおよぶ採用実績

次の実証実験結果をご覧ください。

耐震工法で建てられた住宅に制震ダンパー「αダンパーExⅡ」を設置することで、柱の変位量が最大55%低減できることがわかります。

耐震等級2へαダンパーExⅡを設置した実験結果

このように数ある制震ダンパーの中でもトキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は安心・高品質な制震装置で、小型化により施工も容易なため住宅の新築時の施工はもちろん、既存住宅への設置も可能です。

大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―

制震ダンパー「αダンパーExⅡ」

いつ起きるかわからない地震。

恐ろしい地震から誰もが家族や住宅を守りたいと願うものです。

トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は、耐震化された住宅の弱点を補いつつ建物の倒壊防止に効果を発揮します。

耐震性の優れた住宅に制震ダンパーをプラスして、より安心・安全な住宅を目指してみませんか?

「αダンパーExⅡ」 であれば、あなたの大切な住宅をしっかりとサポートします。

「この住宅には設置できるの?」

「取り入れてみたいけれどどうやって設置するの?」

などご質問やご不明な点等ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

監修者情報

株式会社トキワシステム

株式会社トキワシステム

制震ダンパー・地震対策の情報について発信しています。
トキワシステムが提供する制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は、地震から建物を守り、住まいの安心と安全をご提供いたします。

保有資格
・二級建築士
・フォークリフト運転技能者
・木材加工用機械作業主任者
・第二種電気工事士

受賞歴
・GOOD DESIGN AWARD 2021