日本の木造住宅の寿命がなぜ、短命と言われているのか|制震ダンパーで長く住める住まいを作ろう
日本の一戸建て住宅は、木造住宅が最も多いことをご存知ですか。
日本の環境に適している構造ゆえ、長い間愛されています。
しかし技術力の高い日本の住まいは、世界から見て「寿命が短命」と言われています。
そこには住宅を含め、建物に対しての意識の違いがあるのです。
今回は、「制震ダンパーを活用し、長く安心して暮らせる家づくりの方法」について、クローズアップしていきましょう。
・住宅や建物への認識が世界と日本では、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。
・大切な我が家で1日でも長く、そして安全に過ごせる情報を知ることができます。
目次
日本の住まい「木造住宅」
海に囲まれ、温暖で湿潤な日本列島は、国土の70%近くが森に覆われています。
多くの森に囲まれた日本は、四季折々にいろいろな自然の変化を楽しめる国です。
しかし豊かな自然に恵まれている環境だからこそ、日本の家屋はさまざまな環境に耐えなければいけません。
ここでは日本の家屋の特徴について見ていきましょう。
日本の風土から家を守る
人口の多い都市や人口の密集した地域では、マンションなどのコンクリート製の住まいも多くありますが「一戸建てでは木造住宅シェアは、全体の約9割」を占めています。
引用:平成30年住宅・土地統計調査|総務省統計局より
ではなぜ、木造住宅のシェアが昔と変わらず高いのでしょうか。
それは素材となる「木」が、日本の環境に対応する力を持ち合わせているためです。
高い調湿機能
木造住宅という名前の通り、建物の多くに自然の恵みである「木材」が使用されています。
昔から日本家屋に重宝されている木材は、合板やビニル製のものなどに比べて調湿機能に優れています。
そのため家全体が「呼吸する」下のような効果が期待できるのです。
特に梅雨など、湿気に悩まされる場面も多いことから、そこにあるだけで自然に、よい空気や湿度が保たれる仕組みが取り入れられるのが木造住宅の大きな魅力です。
地震に対しての対応力に優れている
確かに鉄やコンクリートなどの素材は、単体自体では「木材よりも強そう」と感じさせます。
重さを考慮した強度の表記法として、強度をその材料の比重で割った比強度があります。
スギの 1㎡当たりの比強度は約2,500㎏、鉄は650㎏です。
したがって、重さを考慮すると、スギの強度は鉄の約 4倍ということになります。
引用:木材の強さを活かして環境にやさしい木造ビルを造る|筑波経済月報
そしてその強さを活かし、木材でつくられた家の耐久性は高く、歴史的な建築物では100年を超えてもなお良好な状態を維持している例もたくさんあります。
確かに柱を立てる技術や梁を組む技術が非常に洗練されていることも理由のひとつではありますが、強さがある上に「木材が軽く、柔軟性が高いこと」は大きな要因でしょう。
柔軟性の高さは、耐震性の向上に役立つなど多方面の効果も期待できます。
地震などの大きな揺れに負けない建物にするためには、地震の強さに負けない建物にすること。
そして、地震の揺れに対応できる力のある住まいにすることが大切なのです。
世界の住宅事情はどうなのだろう
確かに歴史的にも有名なお寺や古民家などは、今現在でも建ち続けています。
しかし私たちが日常暮らす家屋といわれている住宅では、利用期間が平均30年といわれています。
では世界と日本ではどのような違いがあるのかを見ていきましょう
世界の建物の寿命は2倍以上
日本家屋では、取り壊される住宅の平均築後経過年数は、約30年というデータがあります。
一方世界の建物を見てみると、アメリカでは約55年。
そして、イギリスでは平均が77年と言われています。
こういった住宅の現状は、地形、地質、気象等の国土・自然条件や地震の発生頻度等の地理的な条件、国民性の違いや歴史的背景など、さまざまな部分から生まれています。
そのため簡単に長いから良い、短いことが悪いというように、簡単に比較することはできません。
しかし良き部分は取り入れ、見直していくことが大切なのです。
住宅寿命にかかわる違いを生む理由「住宅に対する考え方の違い」
世界ではいろいろな環境の中、たくさんの住宅が建っています。
住宅に対する考え方を比較する上で、日本の一般的なケースと世界の中でも長いとされるヨーロッパのケースを見ていきましょう。
日本の住宅に求める形
住宅の設備やドアやサッシなどの建具・建材などの性能もアップし続けています。
日本も長い時間が経つにつれ、生活様式も大きく変化し、住まいに対する価値観も変化し続けています。
特に生活空間の中で「豊かでゆとりある空間をつくること」「ライフスタイルに合う住まいをつくること」など変化に応じて、ニーズに合う建物を新しく建築することがステータスのような部分がありました。
ヨーロッパの住宅に求める形
世界の中でも住宅の寿命が長いとされるヨーロッパの家には、下のような特徴があります。
○ 築年数(住宅としての耐用年数)が長い。
○ 質を重視した素材を使用する頻度が高い。
○ 家の構造自体、壁を中心と支えた形が多い。
○ 断熱性能の優れた家が多い。
○ 住宅は手入れをし、長く住むものをいう価値観が高い。
などが、一般的にあげられます。
これがというものではありませんが、全体的に質を重視し、長く住むための工夫や維持するための努力をしている部分は、「新しいモノを」という考えとは大きな違いがあります。
住宅の寿命を短くする要因とは?
では大切な我が家を、1日でも長く保つためにはどうしたらいいのでしょうか。
一般的に長持ちする住宅を建築するために配慮すべき要件として、
○ 耐震性を高め、住宅を守ること。
○ 耐久性を高め、日々の環境の変化に耐えられる住宅にすること。
○ 住宅をメンテナンスし、維持管理をしっかりとすること。
○ リフォームなど、住宅に必要な可変性を持たせること。
上記の4つが重要とされています。
耐震性、耐久性、可変性は、住宅の建築時や住宅の状況によって大きく変化し、施す施工により費用などの負担も変化します。
そのため今から簡単にできるとはいいがたい部分も多いでしょう。
しかし住宅は地震などの大きなエネルギーの他にも、住宅自体の重さからの圧迫や周囲の環境から、毎日いろいろなダメージを受けています。
大切な我が家を守り続けるためには、計画的に維持管理し、日頃からできるメンテナンスを施していくことがとても重要です。
制震ダンパーの設置で「安全性をプラスする」
住宅の地震対策の中で最も一般的な方法は、「耐震対策」です。
耐震は文字の通り「地震に耐える」住宅にすることであり、住宅自体の強度を上げ、地震によって建物が倒壊しないことを目的とした対策です。
特に弊社トキワシステムの「αダンパーExⅡ」は、とても小さなボディなのに力強く住まいを守る力を備えています。
間取りの重要となる部分に「αダンパーExⅡ」を配置し、地震による建物の変位を約半分にし、損傷を抑えます。
またこの小さなボディゆえ、設置する建物にも制限が少ないことは大きなメリットです。
耐震工法の建物に制震装置『αダンパーExⅡ』を設置すると、柱の変位量が最大55%低減させることが可能です。
小さな揺れでも効果を発揮するのが特徴で、地震の揺れを吸収して、繰り返しの地震からも建物を守ります。
小さな揺れ、繰り返しの揺れに耐えられる工夫は、台風などの強い風など「住宅へダメージをあたえる他の要因」にも高い効果が期待できるのです。
私たちトキワシステムでは、 耐震工法に地震の揺れを吸収する制震装置「αダンパーExⅡ」 をご提案しております。 我が家にも付けられる?本当に効果があるの?など採用に迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください <参考コラム> 制震ダンパーが選ばれる理由|αダンパーEx Ⅱ
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
地震大国と呼ばれる日本では、繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。
制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。
「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。
繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。
18,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。
家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。
耐震住宅にαダンパーExⅡをプラスしてみませんか。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。