制震ダンパーはどこがいい?ランキングでの紹介は難しい?メーカーや製品を選ぶ8つの方法を解説
「制震ダンパーの会社はどこがいいですか?」
「制震ダンパーについてランキング形式で紹介して欲しい」
こうした声を頂くことがあります。
しかし製品によって対象とする住宅の種類などが異なる制震ダンパーは、ランキング形式で紹介することが困難です。
そこで本記事では、制震ダンパーの会社や製品を選ぶ際に参考になる選び方について詳しく解説します。
・制震ダンパーは様々な特徴の製品がありますので、ランキング形式でお伝えすることは困難です。
・ご自宅に合う制震ダンパーの選び方はありますので、紹介する8つの選び方を参考に、最適な製品を選びましょう。
今、費用を抑えつつ住宅の地震対策に高い効果を得られる「制震ダンパー」のニーズが高まっています。
制震ダンパーについて詳細をお知りになりたい方やご興味を持たれた方は、資料請求からお気軽にお問い合わせください。

目次
制震ダンパーをランキング形式で紹介しづらい理由
制震ダンパーは、次のような理由で、ランキング形式で紹介できません。
- 製品を設置する条件(木造、鉄骨など)が異なる
- 製品の使用用途や性能の単純比較が難しい
- 制震ダンパーは価格だけで評価できない
- 製品ごとに強みが異なる
このように、制震ダンパーの効果や設置する上での満足感は単純な比較が難しく、ランキングとして順位付けをして紹介することが困難です。
制震ダンパー、メーカーや製品を選ぶ7つの方法
制震ダンパーを検討している方は、どのようにメーカーや製品を選べばよいのか、迷ってしまうことがあります。
検討中の方は、次の7つの方法を元に制震ダンパーを選んでみましょう。
- 設置することで得られる効果
- 導入するために必要な費用
- 設置できる家の種類や条件
- 設置の効果を期待できる期間
- 施工性やメンテナンス性の高さ
- 制震ダンパーの種類
- 制震ダンパーの導入実績
設置することで得られる効果
1つ目は、制震ダンパーを設置することで得られる効果です。
制震ダンパーの主目的は、地震による建物への揺れやダメージを軽減することで、製品によって軽減の程度が異なりますのでチェックする必要があります。
また、縦揺れ横揺れなど、効果を発揮する揺れの方向なども確認しましょう。
>関連コラム:制震ダンパーの実際の効果を見てみよう|大阪府北部地震でわかったこと
導入するために必要な費用
2つ目は、制震ダンパーを導入するために必要な費用の確認です。
建物の規模や構造、そして選択する製品によって導入する費用は変わります。
- 本体価格
- 設置工事費
- メンテナンス、交換費用
このように、導入費用に加えて、継続的に必要になる費用も見積もることをおすすめします。
>関連コラム:制震ダンパー設置費用と大地震の「生活再建支出費用」を比較する
設置できる家の種類や条件
>制震ダンパー施工事例(株式会社ヨシウダ建築様・I様邸・改修工事)
3つ目は、設置できる家の種類や条件を確認することです。
制震ダンパーは多くの住宅に設置できますが、製品によっては建物の構造に制限を受ける可能性があります。
- 木造軸組み構造、2×4など住宅の構造ごとの対応
- 新築と既存の住宅への対応
- 3階建てなど多層階住宅への対応
- 柱や壁など設置場所に制限があるか
製品を選択する際は、こうした視点を持つ必要があります。
>関連コラム:制震ダンパーを後付けしたい!その方法について解説
設置の効果を期待できる期間
4つ目は、設置後に効果の発揮を期待できる期間です。
制震ダンパーは、一度設置すれば長期間に渡って地震の揺れを抑える効果を期待できます。
ただし、製品の種類や使用環境によって、実際の耐用年数や効果を発揮し続ける期間は異なります。
たとえば、鋼材ダンパーの場合は揺れを吸収し続けた場合の金属疲労、ゴムダンパーは温度変化の影響などの影響で寿命が短くなる可能性があります。
一般的には、油圧の力で動作するオイルダンパーが長寿命とされています。
>関連記事:制震ダンパー『αダンパーExⅡ』は120年の製品保証
施工性やメンテナンス性の高さ
5つ目は、施工性やメンテナンス性の高さです。
施工者の技量にかかわらず適切な施工ができる製品であれば、期待通りの効果を発揮しやすく、また容易に維持管理できれば長期間の効果発現を期待できます。
施工性が高ければ工事の期間を短くできますので、特にリフォームの場合に工事によるストレスを抑えることが可能です。
- 柱や梁などに直接設置できるなど後付けが容易
- 建物の構造に合わせて設置位置を調節できる小型の製品
- 設置後のメンテナンス回数を減らせる維持管理が容易な製品
こうした特徴のある製品を選ぶことをおすすめします。
>関連記事:制震ダンパー『αダンパーExⅡ』はメンテナンスフリー
制震ダンパーの種類
6つ目は、制震ダンパーの種類です。
実は制震ダンパーは主に3つの種類に分けることができます。
- オイルダンパー
- 鋼材ダンパー
- ゴムダンパー
それぞれ異なる特徴を持っていますので、気になるメーカーや製品があった場合は、次のような特徴を確認しましょう。
オイルダンパー
オイルダンパーは油圧の原理を利用し、揺れの力を熱に変換することで地震のエネルギーを抑える製品です。
- 小さな揺れから大きな揺れまであらゆる揺れに効果を発揮
- 小型の製品を分散設置することから、間取りに制約が生まれない
- 柱と梁の間に設置することから後付けが可能
- 性能を発揮するために一定の本数が必要
鋼材ダンパー
鋼材ダンパーは、金属を利用した製品で、金属が曲がるときの力を熱エネルギーに変換し揺れを抑える仕組みです。
- 金属を組み合わせるシンプルな構造で比較的安価
- シンプルな構造から基本的にメンテナンスは不要
- 金属が曲がる程度大きな揺れにしか効果を発揮しない
- 繰り返し作動すると金属疲労により破損することも
ゴムダンパー
ゴムタンパーは、粘弾性のゴムを利用した製品で、地震の揺れに対して伸び縮みさせることで揺れを抑える仕組みです。
- ゴムの性質上、繰り返し発生する地震にも効果的
- 温度変化によりゴムの効果が変化する場合がある
- 製品が大型で設置できる壁などに制限を要する
- 工事が大掛かりになることから新築での施工が勧められる
制震ダンパーの導入実績
7つ目は、制震ダンパーの施工実績です。
制震ダンパーはほとんどの場合、新築の際は工務店やハウスメーカー、後付けの場合はリフォーム会社が設置し、DIYで取り付けるケースは稀です。
このため、導入実績が多いということは、新築やリフォームを取り扱う専門家から一定の信頼を得ているということです。
多くの会社からの導入事例があれば、製品について一定の信頼を置くことができます。
まとめ
「制震ダンパーの会社はどこがいいですか?」
「制震ダンパーについてランキング形式で紹介して欲しい」
こうした疑問や声に対して、実は制震ダンパーをランキング形式でお伝えすることが難しい点、具体的な製品や会社の選び方を解説しました。
改めて、次の7つのポイントを念頭に置いて制震ダンパーを選ぶと、お住まいに最適な製品を選択できます。
- 設置することで得られる効果
- 導入するために必要な費用
- 設置できる家の種類や条件
- 設置の効果を期待できる期間
- 施工性やメンテナンス性の高さ
- 制震ダンパーの種類
- 制震ダンパーの導入実績
最適な製品を選択することで、地震時の揺れの低減効果を高めること、安価に制震ダンパーを導入できることなど、様々なメリットが生まれます。
より詳しく制震ダンパーについて確認したい方は、制震ダンパーを製造、販売するトキワシステムまで、お気軽にご相談ください。
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