狭小住宅だからこその地震対策を|狭小住宅×制震ダンパーの有効性とは
現在は狭小住宅など様々な形の建物や間取りがあります。
その種類により効果的な地震対策には違いがあります。
その建物の特徴を知ることで、効果的な地震対策を選ぶことができるのです。
大切な我が家を守る方法にもいろいろありますが、そのひとつに制震装置での地震対策があります。
狭小住宅という住まいだからこその地震対策の方法に、クローズアップしてみましょう。
・狭小住宅という建物は、どんな特徴を持っているのか。そして、地震対策がしにくい要因を知ることができます。
・狭小住宅という建物に合う地震対策には、どのようなものがあるのかなど、知りたい情報を集めることができます。我が家を守る対策に、お役立てください。
目次
狭小住宅とはどんな建物?
狭小住宅とは、約15坪(50m²)以下の土地に建てられた「狭く小さな住宅」のことを指しているのが一般的です。
特に東京都心などの人口密集地や、利便性の高いエリアなどに多い傾向があります。
上の様な地域では建物もひしめき立っており、新たな住宅を建てる場合「自分望む広さ」を確保することはとても難しいのが現状です。
狭小住宅ではゆとりのある大空間という訳にはいきません。
しかし、住宅の快適性は、アイデアや工夫によって可能性が無限大に広がります。
ここでは狭小住宅の特徴を解説していきましょう。
狭い土地を有効に使うことができる
やはり狭小住宅のメリットは、利便性の高い土地に建てられることでしょう。
狭小住宅の建てられる土地は、狭小地や変形敷地(変形地)など「住宅建築には向かない土地」に多く建てられます。
現在は住宅の建築技術も上がり、今までは困難であった地形にも対応できるようになりました。
活用方法の見いだせなかった土地にも、新たな光を狭小住宅が照らしてくれます。
狭いからこその利点!建築費用を抑えることができる
利便性の良い立地の場合、どうしても土地の価格は高くなってしまいます。
狭小住宅は住宅の面積が抑えられるため、「今までだったら諦めてしまう立地でもマイホームが建てられる」など、可能性も広がります。
また、狭い土地や変形の土地の場合、比較的安めの地価で売りに出されていることもあります。
土地の購入費用を抑えられることで、住宅建築にかかる負担の軽減にもつながります。
耐震性に劣る部分が出てしまう
狭い土地を活用する狭小住宅。
狭小住宅では、狭さを克服するために様々なアイデアが施されます。
例えば、
- 日当たりを確保するために上部を活用する。
- 吹き抜けや大開口を採用する。
- 他のスペースとの区切り(壁)を少なくする。
などの施工は、耐震性を下げる要因にもつながってしまいます。
このように同じように見える建物でも、その特徴により良さもデメリットも存在します。
建物に合う地震対策を選ぶことが、とても大切なのです。
<参考コラム> 新築建売住宅の耐震性は安心?耐震等級や強度を知るポイントとは?
狭小住宅に地震対策が施しにくい訳
では実際に狭小住宅の場合、どのようなことが地震対策の弊害となってしまうのでしょうか。
一緒に考えてみましょう。
他の住宅よりも、「狭い環境」だということ
狭小住宅は、他の住宅よりも広さの面で様々な規制が出てしまいます。
吹き抜け空間では、通常あるはずの床がありません。
また、狭小住宅に大開口を用いた場合、外壁の面積が少なくなり耐震性を著しく下げてしまう可能性があります。
そのため、住環境を向上させる施工が「地震を守るための弊害」につながってしまう可能性があります。
狭小住宅の間取りにも注意が必要
建物の中には、「耐力壁」という地震から建物を守るためのものがあります。
この耐力壁は、横揺れに強い建物にするために通常より頑丈に作られています。
よくリフォームなどでも、「隣との壁を撤去したい」という意見も耳にしますが、住宅の壁には「壊せない壁がある」のです。
また狭小住宅の場合、この耐力壁の数を増やしたくてもなかなか難しい場面も考えられます。
このように狭小住宅だからこその悩みがあることも、理解しておく必要があるのです。
<参考コラム> 木造住宅と制震ダンパーの相性は|地震から我が家を守る
なぜ狭小住宅の地震対策に制震ダンパーが効果的なのか
現在建てられている建物は、建築基準法にて最低限の耐震性を持たせています。
しかし地震災害での被害は、私たちの想定を超えることも珍しくありません。
住宅に対する地震対策は、建てた時の耐震性だけでは心許ないのです。
小さなボディに高い性能「αダンパーExⅡ」
トキワシステムの「αダンパーExⅡ」は制震装置のひとつです。
制震での対策は、地震のエネルギーを制震(制振)装置により地震の揺れを抑制し「建物を守る」する技術です。
ゴムダンパーやオイルダンパーなどを住宅の主要箇所に設置し、「揺れを吸収し、住宅を守る」ことをコンセプトにしています。
制震装置にはいろいろな種類があり、制震ダンパーにも「ゴムダンパー」「鋼材ダンパー」「オイルダンパー」の3種類があります。
「αダンパーExⅡ」は、その中でも「オイルダンパー」の種類となり、とても小さなボディなのに力強く住まいを守る力を備えています。
この小さなボディは、設置する建物にも制限が少ないことは大きなメリットです。
狭小住宅のような場所が制限される建物から、在来工法や2×4、昔からの伝統工法など木造建築物に設置することができます。
間取りの重要となる部分に「αダンパーExⅡ」を配置し、地震による建物の変位を約半分にし、損傷を抑えます。
設置可能な範囲が広いという特徴
トキワシステムの制震ダンパー「αダンパーExⅡ」は 外周部配置という施工になります。
この外周配置は、上の図のように「建物の外回りを囲むように配置する」方法です。
建物の重心から1番遠く、振れが大きい箇所の揺れを効率よく抑えられるという特徴を持っています。
住宅の様々な要素を視野に入れながら、制震装置を配置していきます。
制震ダンパーをどのような部分に設置するのかにより、有効性は大きく変化します。
地震以外にも効果的であること
制震装置「αダンパーExⅡ」は「地震のエネルギーを吸収する。建物の揺れを軽減させる」目的で設置されています。
また地震とは違う災害である大型台風でも、有効性を期待できるのです。
大型の台風の場合、日常では想像できないくらいの大きな風が住宅を襲います。
地震の揺れを吸収できる制震装置「αダンパーExⅡ」は、風による家の揺れ・きしみ、建物の倒壊や家具の転倒を軽減することも可能です。
災害に強い家づくりを目指すためには、ひとつの要素を高めるだけでは実現できません。
- 振動に対する効果の高さ
- 施工効率の高さ
- 低コスト
- メンテナンス性の高さ
など、広い視野で地震対策を選ぶ必要があります。
地震への性能を高めることで、家の災害対策を高めることができる!トータルバランスの高い対策方法として有効的なのです。
まとめ:狭小住宅の地震への対策に「耐震」プラス「制震」を取り入れよう
私たちトキワシステムでは、 耐震工法に加えること で地震の揺れを吸収する制震装置「αダンパーExⅡ」 をご提案しております。
耐震住宅へ制震装置をプラスして
耐震工法では、筋交いや構造用合板などを住宅内の施し、地震の揺れに耐える家を創造します。
しかし強さを求めるがゆえ、繰り返しの地震で建物にダメージが蓄積されていくなどのデメリットがあります。
制震は、「地震の揺れを制し、揺れを吸収する」特徴を持った地震対策です。
上の図のように、地震対策の方法により「中破」「小破」「無被害」など住宅の被害も変化します。
耐震住宅へ制震装置をプラスすることで、被害を軽減させることができるのです。
<参考コラム> 制震ダンパーが選ばれる理由|αダンパーEx Ⅱ
幅広い住宅におすすめ!制震装置「αダンパーExⅡ」
トキワシステムがおすすめする制震装置「αダンパーExⅡ」は、特殊オイルを利用した制震ダンパーです。
耐震工法の建物に設置することで、より高い効果を発揮します。
制震装置「αダンパーExⅡ」を設置した建物が、地震の揺れをよく吸収するシミュレーション結果をご覧ください。
このように、設置によって地震の揺れが大幅に軽減されていることがわかります。
制震ダンパーだけでは、ここまでの効果は期待できません。
耐震補強に合わせ制震ダンパーを組み合わせ、あなたの大切な我が家を災害から守りきりましょう。
大切なあなたの家族を守りたい ―KEEP YOUR SMILE―
地震大国と呼ばれる日本では、繰り返される大規模地震や余震への対策が大きな課題とされています。
制震装置を導入することにより、建物の揺れをしっかり抑え、ダメージを減らし建物を守ります。
「αダンパーExⅡ」を導入した場合、最大55%の地震の揺れを吸収します。
繰り返しの地震にも強く、小さな揺れからもその効果を発揮することが特徴です。
15,000棟以上の供給実績、東海地区No.1の採用数で培った知識やノウハウが活きてくるのです。
家族の生命と財産を守る住宅を目指して!「αダンパーExⅡ」がしっかりとバックアップします。
耐震住宅にαダンパーExⅡをプラスしてみませんか。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。